さとし ☕ 📷 🗻 Satoshi

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最近の記事

極軸合せを一眼カメラとSharpCapで。

相変わらずマニアックな記事を書いております。(具体的な手順なので長いです。実際にやるとき以外は流し見で十分です。) ポータブル赤道儀を手にすると逃れられない手順、それは「極軸合せ」。 個人的には極軸望遠鏡で合わせるのも好きです。極軸望遠鏡はビクセン製・ポラリエ極軸望遠鏡PF-LIIをを使っています。覗くと↓こんなのが見えるやつです。この極軸望遠鏡は北極星とあと2つの星の位置を合わせることで正確な極軸合せを行うことが出来ます。 しかしこの極軸望遠鏡って高いんですよね。それに

    • JWSTのRAWデータをダウンロードしよう

      相変わらず書くと決めたらマニアックなことを書きます。 JWSTといえばNASAのJames Webb Space Telescopeです。 宇宙望遠鏡の撮影したデータをダウンロードすることが出来ます。 ダウンロードファイルのアクセス先はこちらです。 ※利用規約等は各自ご確認ください。読者に規約に逸脱する行為が有ったとしても、一切の責任は負いません。 JWSTからスクリプトファイルをダウンロードする 今回は一番上にあるNGC 3324(Carina)のCalibrated

      • 周辺減光とフラット補正を割り算で

        夜の写真を撮っていると周辺減光という言葉を聞いたことがあると思います。LightroomやCameraRAWを使っていると周辺光量補正という機能を使ったことがある方も多いかと思います。 ということで本記事のテーマは2つです。 Askar FMA135をフルサイズ機で使ってみる 周辺減光とフラット補正(フラット補正は割り算) そもそも1点目は自分が買う前に情報が少なかったので、じゃあ情報提供しようという考えです。ついでに2点目の話をしようと思い立ちました。 Askar

        • 星空と地上を分離する二値マスクを作る

          二値マスクって作りますか? 星景写真撮ってると作りますよね。 あとSLS使うなら作れたほうが超絶便利です。 質問や誤字指摘などはTwitterで @ysmr3104 にいただけると嬉しいです。 Photoshopを使う 大前提としてPhotoshopで作成します。 他にも二値マスクを作る方法はあると思うのですが、使ってる人が多いであろうPhotoshopで話を進めます。 また以下の点については前提とするので、分からない場合には世の中に多数あるWebサイト等でご確認くださ

        極軸合せを一眼カメラとSharpCapで。

          Starry Landscape Stackerを簡単に使う

          皆さん天の川撮ってますか? 撮ってますよね?何枚かインターバルで撮ったあとで現像しますよね。 でも何枚も撮ったその写真は地上は止まってて、星空は動いてずれていますよね?どうしましょうか。 そんなときに便利なツールの使い方です。 ツールはStarry Landscape Stacker(以後 SLS )といってこんなことをしてくれます。 撮影した星景写真の複数の画像をスタックしてくれます 星空と地上を分離します 星空の星の位置合わせをしてスタックしてくれます 地上景を

          Starry Landscape Stackerを簡単に使う

          StarNetをGoogle Colaboratoryで動かす

          StarNetとは StarNetって知ってますか? 星空の写真から星を取り除くツールです。しかも今どき(?)の機械学習・AIの技術が使われています。 Google ColaboratoryとはGoogle ColaboratoryとはGoogleが提供する誰でも無料でブラウザ上で、Pythonを動作させて機械学習やデータ分析に活用できる環境です。 誰でも・無料で・ブラウザ上 です。 大事なことなので2回書きました。 散々Intel MacやM1 MacでStarNet

          StarNetをGoogle Colaboratoryで動かす

          StarNetをmacOSで使う(M1 Mac編)

          StarNetとはStarNetって知ってますか? 星空の写真から星を取り除くツールです。しかも今どき(?)の機械学習・AIの技術が使われています。 もしかしたらWindowsでStarNet++を使っている人はちらほらいるかも知れませんが、StarNetがオリジナルでそれを基にWindowsユーザー向けに作られたGUIツールがStarNet++です。しかしmacOSではStarNet++を使うことができません。なので今回はStarNetを使えるようにしました。 なお今回

          StarNetをmacOSで使う(M1 Mac編)

          StarNetをmacOSで使う(Intel Mac編)

          StarNetとはStarNetって知ってますか? 星空の写真から星を取り除くツールです。しかも今どき(?)の機械学習・AIの技術が使われています。 もしかしたらWindowsでStarNet++を使っている人はちらほらいるかも知れませんが、StarNetがオリジナルでそれを基にWindowsユーザー向けに作られたGUIツールがStarNet++です。しかしmacOSではStarNet++を使うことができません。なので今回はStarNetを使えるようにしました。 なお今回

          StarNetをmacOSで使う(Intel Mac編)

          スタックするとなぜノイズが減るのか?

          ノイズ低減について主に風景写真を撮る人は気にしているかと思いますが、写真に妙にザラついたり明らかに色の違う赤や青や緑のピクセルに出会ったことがあると思います。これらをノイズと呼んでいると思いますが、このノイズを少なくする手法がいくつかあります。 ・カメラのノイズリダクション ・現像ツールのノイズ軽減 ・AIなどを使ったノイズ低減ツール ・複数画像のスタック 今回は最後の複数画像のスタックについてです。 とは言ってもスタックしてくれるツールや手順はいくらでもあるので、タイ

          スタックするとなぜノイズが減るのか?

          JPG画像の流星を検出する 〜非エンジニア星景カメクラMacユーザーに捧ぐ〜

          アストロアーツ屋上chの記事でPython+OpenCVで流星群画像を仕分けるという記事が書かれました。 これを使って見たところ私は職業柄この手のものに慣れているため簡単に使えたのですが、エンジニアではないカメクラは難しいんじゃないか?と思ってクリーンインストール後のmacOSからの利用手順を書いてみました。 決して面白い読み物では無いかと思いますが、やってみたいと思った方はぜひ実践してみてください。 前提 この記事は下記のような方を対象としています。 ・非エンジニアのM

          JPG画像の流星を検出する 〜非エンジニア星景カメクラMacユーザーに捧ぐ〜