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c++で音楽制作 音楽を作る

fendoapです。 max for liveとか作ったりしています。

c++の学習も兼ねて音楽を作り始めました。portaudioのドライバだけ用意して色々自作していってます。

前回、前々回 



こんな感じで作っています。ディレイを実装したのでリバースディレイをつくりました。


exeファイルを他のwindows機で実行したもの。


これで出来た実行ファイルの容量が354KB。なのでwavファイルを配るのではなくて実行ファイルで直接再生するとかでも出来そう。
基本的にexeファイル<wavファイルの容量ではあるんですが、それは必ずそうであるわけではなくて、相対的にプログラムが小さいというだけなので
exeファイル>wavファイルの音源を作ってみたら面白いと思う。容量は再生時間じゃなくて内容の複雑さによるものというのはとても面白い。ジェネラティブなほうが非効率な音源とか。

音源の非可逆性
例えばエフェクタとかについて考えていました。ディストーションは非可逆性を持っていて一度エフェクタを通したところから元に戻すことが出来ないのは非線形というか非可逆の要素を持っているからですが、同じように音源を書き出すということ自体も非可逆な操作です。音源からは元のプログラムやDAWでいうとプロジェクトファイルやどんなシンセや楽器を使っているかについて似たような音を類推して作ることは出来ますが特定自体は原理的には難しいです。その意味では音源を作るという事自体が非可逆な操作です。その意味では音源を作るという事自体がエフェクタという行為と同じ要素を持っていると考えることが出来るのかなと思いました。同じように録音も非可逆な操作と考えると、録音がコピーではなくて非可逆なエフェクターだと考えることが出来るなぁと。そうすると録音すること自体が解釈や再表現、創造的な行為とも考えることが出来そうです。
その意味でフィールドレコーディングを考えると面白いです。録音自体が元情報のコピーではなく、エフェクタを掛けていることに近いと考える事も出来ます。
ただ先ほどのc++のファイルは実行ファイルなので音源と同じように元のソースコードを類推することが難しく、その意味ではあまり音源と変わらないかもしれません。



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