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進路選択が怖い? 子どもが直面する3つの恐怖 vol.4 不登校と進路

子どもの心情について理解しよう

先生から進路を決めるように言われても、子どもはなかなか決めない。選択肢を提示してもあまり反応がない。パンフレットを見せても見ようともしない。なぜなのか。これは進路選択という課題に対して、子どもたちが抱くさまざまな感情と悩みによるものだ。

子どもの立場から見た進路

不登校の子どもにとって最大の悩みは、明日はどうなるかがわからないことだ。進路という先の未来を考えると言われたとて、明日すらどうなるかわからない。朝起きられるかも分からないし、自分の体調がどうなっているかもわからない。先行きが全く見えない中で将来を決めろと言われても、子どもにとっては戸惑うばかりだ。

先行きが見えない中でやりたいことを考えると言われたとてそれは無理な話だ。そして、不登校の子どもたちが進路選択で困っているポイントは、進路の選択肢が多すぎることだ。たとえ通信制高校にしようと絞ったとしても、全国の学校から選ばなくてはならない。

なぜ選べないのか、その理由は3つある:

  1. 自分のコントロールがままならないから、先行きが不透明で選べない。

  2. 「やりたいこと」がなくて、途方に暮れている。

  3. どうやって選べばいいのか 選択肢が多すぎて、混乱している。

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