あいさつをしない人

先日の会社の朝礼で「あいさつをしない人」が話題になりました。

自発的にあいさつをしないだけならともかく、相手から「おはようございます」とあいさつされているのに、それを返さない人。
今の会社ではそういう人はだいぶ減ったそうですが、昔は部長からあいさつしても返さない人が普通にいたそうで、ある意味度胸あるなぁと思いました。

私も前の職場で仕事していた時に、別部署の人であいさつをしても必ず無視する人がいました。
エレベーターで2人しかいない時でも頑として無言を貫きます。
私個人を嫌いでも別に構わないのですが、そうだとしても社会人としてよく今までやってこられたなぁと正直に感じました。

あいさつとは人間特有のものではなく、例えば猫は鼻の頭を相手とくっつけることであいさつをし、目を合わせることはケンカを売っていると捉えられるため、相手と目を逸らしたりゆっくり瞬きをすることで「敵ではない」というメッセージを伝えます。

そうした仕草は子猫が親猫の行動を目で見て覚えるのか、それともDNAに刻まれているのかは分かりませんが、それが出来ない個体は「猫の社会」に入れず淘汰されていったのでしょう。

先日もそうだったのですが、地方に足を運ぶと現地の方があいさつをしてくれることがあります。
それは「あなたを歓迎します」というメッセージの一方で、明らかに普段目にしない人間がテリトリーに入ってきたことによる警戒心から、あいさつを促すという意味合いも考えられます。
私もあいさつをしっかりと返すことで「怪しい者ではありません」というコミュニケーションを成立させることの重要性を感じました。

あいさつをしたくないという理由や信条を抱くのも自由ですが、それが猫や犬でも行われている以上は、自分自身が生きていくために(本能的に)必要な行為であるということは改めて留意するようにしました。

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