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赤・青・緑

毎日毎日、これでもかというくらい膨大な希死念慮が襲ってくる。
これがうつ病によるものなのか、コンサータが切れた反動によるものなのか、はたまた両方なのかはわからない。


毎日、ヤツに殺されそうになる。
頓服を飲んでも、気を逸らす為にあれやこれやをしても、ヤツは手強いのでどうにもなってくれない。
布団にうずくまって涙を流しながら耐え忍ぶしかない。


毎日確定で襲ってくる希死念慮に怯え、振り回され、疲れてしまった。いい加減にしてくれ、誰か殺してくれ、と発狂しそうになる。


そんな話を、今日のカウンセリングでしてきた。


私の希死念慮の内訳は大体こんな感じだ。
悲しい。寂しい。疲れた。不安。焦り。後悔。イライラ。


カウンセラーさん曰く、希死念慮を感じてしまうのも、それをコントロールできないのも悪いことでは無い。
朋さんの自律神経が勝手に朋さんにそういう気持ちにさせているだけ、と。


自律神経には赤、青、緑の3つの色があるらしい。

赤はアクセル。エネルギッシュなもの。
青はストップ(ブレーキ)。鎮静されている。
緑は安心。ホッとした状態。


希死念慮が湧いた時に、希死念慮だ〜辛い〜と考えるのではなく、今の自分の自律神経は何色だろう?と観察してみてくださいと言われた。
これを読んでいるほとんどの人がそうだと思うけれど、私は体が真っ青で、頭が真っ赤な状態が最も多い。
体は疲弊して意欲もなくて動けないけれど、脳内は負の感情で大忙しな状態。


「今の自分の色がわかったら、それを緑にしていきましょう。」


緑にする方法はたくさんあるらしい。
カウンセラーさんに今日教わったのは

・マインドフルネス(瞑想や腹式呼吸)
︎ →頭を空っぽにするというよりは、雑念が湧いているのに気付いたら瞑想や呼吸に集中することに戻る癖をつける。
「他のことを考えてしまっても戻る・帰ってくる」ということが重要らしい。

・自分を労る
→自分の体で疲れているところや酷使しているところに手を当て、撫でてあげる。
空気を送り届けてくれている肺や、血液を運搬している心臓のある辺りを撫でて「頑張ってくれてありがとう」と感謝する。

・ホワイトノイズを聴く
→雨の音、焚き火の音など。

一日の大半が希死念慮に支配されていて苦しいのに、日々生き抜いているあなたはすごく頑張っている。
そんな自分を物理的に労わって感謝してあげる。


主治医に希死念慮のことを相談しても「困りましたね」「気が逸らせるといいですね」としか返ってこなくていつも途方に暮れていた。
マインドフルネスや自分を褒めるといった方法が良いという話はよく聞いていたけれど、どこか軽視していて、実践を先送りにしている自分がいた。


自分の抱く希死念慮にここまで真剣に向き合ってくれて、具体的な対処法を提示してくれた事が嬉しかった。
これなら布団でうずくまっている時でもできそうだ。


朋さん流の緑になる方法を探してきてください、と宿題が出た。
今思いつくのは、アロマキャンドルの火を眺めることかな…。


ほんのちょっとだけ、すこーしだけ。
死にたくて死にたくて苦しい毎日を穏やかにできる希望の光が見えた気がする。


こういった、ほんのちょびっと、の希望を逃さずに、大切に抱えていたい。

すべて重荷を負って苦労している者は、私のもとに来なさい。あなたがたを休ませてあげよう。私は柔和で心のへりくだった者だから、私の軛を負い、私に学びなさい。そうすれば、あなたがたの魂に安らぎが得られる。私の軛は負いやすく、私の荷は軽いからである。

マタイ11:28〜30


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