純潔
百合の花が好き。
好きなお花はたくさんあるけど、その中でも白い百合が一番好き。
花言葉は「純潔」「無垢」。
しなやかで、たおやかで。
純白の色が、清らかで。
このお花が似合う人になれたらな、と自分のとある部分を見る度に思う。
百合の中でも特にヒメサユリという品種が好き。
白いヒメサユリを見ていると、心がホッとする。
でも、百合の花を怖いと思う時もある。
威厳があって、威圧的で、香りも存在も主張が強くて。
穢れを許さない花。
そんなお花に見合う自分なんて、到底なれない。
なれないし、そんな自分を好きになれない。
でも私はこのお花が好き。
私がこの世を去る時は、白い百合でいっぱいにして欲しい。
餞として、百合を贈られたい。
百合の花を見て私を思い出して欲しいし、思い出して欲しくない。
これは、呪いに近いものだからあまり望みたくない。
思い出して欲しくないというのは、私と関わった人が何かしらの理由で私から離れた時。
百合の花を見て私を思い出してしまって、苦しんで欲しくないという思いがあるから。
私の誕生花はヒルガオ、ギボウシ、ハマユウだ。
花言葉は「清純な心」「信仰」「汚れのない」。
そして「純潔」。
何かと私についてまわるこのワード。
穢れのない私とは、一体どんな私なのだろう。
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