『朝型の人』『夜型の人』
あなたの周りによく「寝坊」をする人はいますか?
そんな人を見た時、あなたはどう思っていますか?
また、職場や学校でそういう人は、どんな扱いを受けてますか?
「怠け者」「遊び過ぎ」「社会人としての自覚が足りない」など、非難する言葉はよく耳にします。
しかし、朝が苦手な理由は遺伝子による影響かもしれません。
「朝型」と「夜型」を理解しすることは、とても大切なことです。
『朝型の人』と『夜型の人』の割合
朝型の人
朝型は人口の約40%を占めており、覚醒のピークが午前中である。
だいたい夜明けとともに起きて、夜の早い時間に眠くなる。
朝の早い時間が1番生産性があがる。
いわゆる、健康的な生活と言われている人たちではないでしょうか。
夜型の人
夜型は人口の約30%とされています。
寝るのが遅く、起きるのも遅い。
覚醒のピークが午後からになる。
生産性のピークを迎える頃には仕事が終わる時間になっていることも珍しくない。
一般的に不真面目と言われている人が多い。
その他、中間型
朝型と夜型の中間にいる人たち。
人口の約30%いるといわれてます。
どちらかというと、やや夜型に傾いています。
世の中は朝型のルールで作られている
中間型は何とか朝起きることに適応可能です。
なので、朝型と中間型を合わせると、約70%となります。
この70%の人がベースとなって、世の中の仕組みや価値観ができています。
夜型の人の多くは、何とか世の中の仕組みの中で活躍しようと頑張っています。
ある意味、夜型の人にとっては、不利な環境で勝負をしているとも言えます。
もともとは『朝型』と『夜型』で役割分担していた
朝型と夜型に分かれているのには、理由があると言われています。
もともと人間は、家族や部族全体で眠るように進化してきました。
家族や部族の全員が一斉に眠るのは、とても危険なことだったのです。
一度に全員が眠ってしまうと、外敵に襲われやすい時間が8時間になる。
しかし、朝型が夜の9時ごろに眠り、朝5時ごろに起きる。夜型は夜中の1時ごろに眠り、朝9時ごろに起きる。
これは、あくまでも例えだが、こうすることによって外敵から襲われやすい時間が4時間になる。
人間はこのように、命を守るために進化してきました。
夜型が活躍できる社会へ
寝坊ばかりする人や朝が弱い人の全員が遺伝子によるものだとは思っていません。
しかし、実際に「朝型」「夜型」「中間型」がいて、世の中は朝型のルールになっている。
大切なのは、それぞれの特徴を理解しておくことです。
あなたの周りにいる人は、もしかすると、「夜型」かもしれませんね。
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