東京2020パラリンピック聖火ランナー内定!!!

なんとこの度、東京2020パラリンピック 聖火ランナーに内定いたしました。なぜ私が東京2020パラリンピック聖火ランナーに応募したのかを簡潔にまとめたので、興味ある方、いや、ない方も読んで私を知って下さい。笑

まず!生まれ育った埼玉で、聖火をつなぐランナーとして走れること、光栄に思っております。

小学校5年生の時、身体の小さなダウン症の女の子と出会いました。小学生といった事もあり面白おかしく言う子もいましたが、昔から「男勝り」だった私は、その子を守る使命のようなものを感じていました。学校も学童も同じ彼女と過ごす時間が長くなるにつれ、彼女の純粋な言葉一つひとつに感動することも増えました。その頃からでしょうか、「養護学校や障害者施設の先生になりたい」と考えはじめ、中学・高校で介護・医療・福祉を学び、卒業前には埼玉医大での実習にも参加しました。
同時に情熱を注いでいたのが、サッカーです。小学生では埼玉県選抜でプレーし、中学では日テレでプレーしU-15全国大会優勝、高校では関東1位代表として全国大会に出場し、埼玉県選抜としても活動しました。2年間福祉関係の大学に進み勉強していましたが、5歳から続けていたサッカーで選手になりたい想いが強く、再びサッカー選手を目指す道へ戻りました。大学ではインカレ3位の結果も残しました。卒業後は、なでしこリーグへ入団。そこから27歳まで選手生活を続けました。
選手を引退した現在は、セールスマネージャー兼研修講師として、オリンピックスポンサー企業をはじめ、企業・教育・行政機関にLGBT研修を実施しております。また、プライドハウス東京のアスリート部門でもフットサル企画にも参加させてもらいました。

最近では本業以外でも、トランスジェンダーだという事や、男性の中でも小さい身体を活かした、被写体やファッションショーへの参加もしています。
元なでしこリーグ時代の仲間でもありFTMでもある3名で、YouTube『ミュータントウェーブ』を発足し『78億人の日常を発信し、あなたに新しい景色を届ける』をコンセプトに、トランスジェンダー グループとして、ジェンダー×ファッション×スポーツなど多様な活動を通して、日本から世界進出を目標に頑張っています。

埼玉で育ち、学び、代表として闘ってきた私には、この地に対して誰よりも強い想いがあります。「Share Your Light あなたは、きっと、誰かの光だ。」をコンセプトの東京2020パラリンピック聖火ランナーで、
トランスジェンダー男性である私が走ることで沢山の方を勇気づけられればいいな、と祈りながら、お世話になった方々や共に過ごした仲間たちに恩を返すつもりで走りたいと思っています。

※朝日新聞さんに取材していただいたので一緒に記事もご覧下さい。
 なんとも言えない顔をしておりますが、笑ってやって下さい。

■東京2020パラリンピック聖火ランナーとは
東京2020パラリンピック聖火ランナーは、イギリスのストーク・マンデビルと国内700か所以上で採火される炎をリレーで東京に集めます。リレーは「Share Your Light あなたは、きっと、誰かの光だ。」をコンセプトに、初めて出会う3人がチームとなって行います。
実施は2021年の8月19日(木)を予定しており、集火式はさいたま新都心けやきひろば、出立式は朝霞中央公園陸上競技場で行われます。

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