ケース1 『ねね20歳』
待ち合わせは街中のカフェ。
事前のやりとりでは彼女は予備校でチューターをしているとの事だった。アルバイトに塾や予備校を選ぶ高学歴で知的な女性を想像し僕の胸は踊った。プロフィール写真は清楚なワンピース姿で清潔感があり、優しく微笑んだ顔はまだあどけなさをたっぷりと残していて、この点も僕を満足させるには十分な内容だった。
『僥倖かもな』
心の中で一人ごち、ここ数日の彼女とのやり取りを反芻した。僕に会う日を楽しみにしてくれる素直な心情が文面に散りばめられていた。そして最後の行には