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駄文of駄文。最近よく考えること。

去年の12月に、こんな文章を書いた。

場づくりとは関係性を行為の選択により積極的に作っていくことだと書いた。場=何かと何かの関係性と定義した上で、関係性とは行為に先行するものではなく、行為によって関係性が作られるものだとしている。さらに自分がどんな場を、つまりどんな関係性を作っていきたいのか、みたいなことを考えていた記憶がある。

最近は、場づくりという言葉を一切使わなくなった。理由はあまり考えていないが、関係性という意味ではよく似たようなことを考える。それは人と人との関係性という意味ではなく、自分と世界との関係性という意味でだ。さらにそれは事実としての関係性ではなく、より実感的な、身体的かつ心理的な感覚に基づいた、自らの認識による関係性という意味でだ。

自分は世界とどんな関係性を築くことができるのか、またどんな関係性を保っていれば楽しく生きていけるのか、メンタル・フィジカルともに健康であるためには世界とどう関わっていけば良いのか。そんなことを忙しなく過ぎる毎日の中でよく考える。

人間には目には見えないエネルギーのような何かが宿っていると思う。人によってはそれを魂と呼んだり、想いと呼んだり、スピリチュアルだと遠ざけたりする。僕はそのエネルギー(と仮で呼ぼう)の源を世界と繋げ、不必要に制限されることなく適切にそれが放出されている状態がとても心地よい。ナチュラルな状態でエネルギーを交換しあえるような関係性、これが自分と世界との関わりの中で一番平和かつ健康かつ幸福な状態だ。この状態が自身の存在認識につながるからだ。

しかしこの状態を常に維持することは時間の上に生きているとなかなか難しい。無思考に生きているとつい「合理的で生産的な日々を送ろうとする病」に犯されてしまう毎日の中で、いかにこの見方によっては非合理かつ非生産的な世界との関わり方を維持していくことができるのか。

合理的な時間の使い方をすることは否定していない。何故なら必要だからだ。しかしそれだけだと心が死ぬ。多くの予定とtodoの中でこの関係性を見失うことなく認識し続けながら走り続けること、それが何より重要な気がしている。そのためにはどうすればその関係性でいられるのか、つまりどうすれば自然な状態で世界とエネルギーの交換を行うことができるのかを自ら認識して合理的な生活の中に合理的に組み込んでいく必要がある。認識できている範囲でいくつか書いておこう。

まず大きいのは自然だ。この間上高地に行ってきた。電波の通じない宿で気の置けない友達と山と川と太陽と雨を味わった。自然を目の前にすると自分がただそこに「ある」ことを存分に感じることができる。自然と自分のエネルギーが揺れ動き混ざり合う。自然の中に自分が入り込み、また自分の中にも自然が入り込む。自然との関わりはいつもこの感覚を思い出させてくれる。人間によってある程度整備された都合の良い自然ではあるが。
最近は飲み物もそうだ。自分で淹れたコーヒーはエネルギーの味がするし、カフェで飲む本当においしいコーヒーは雑味がなくてthe豆って感じの味がする。豆を削って粉にして水で抽出して飲んでいるだけと考えると、これも一種の「自然」なのか?もはや自然の定義がわからないが。
あとは作品。鑑賞も創作もどちらもエネルギー全開だ。映画や小説は元々好きだが、最近は短歌にもハマっている。よく読むしたまに詠む。恥ずかしすぎてあまり人には言えないし絶対に作品は外に出さないが、関係性の認識と切り取りって感じでとても楽しい。
デザインも割とこの文脈で気になっている。目に見えない何かを可視化して伝える。見えない何かを見る「目」も未熟だし、それを伝える「道具」もまだまだ全然知らないが、それでも気になる何かがある。徐々に勉強していきたいと思っている。

平和かつ健康かつ幸福な世界との関わり方を続けるためには、健康的な関係性を阻害するものでお金を稼がず、そのエネルギーをお金に変える視点を持ちながら、しかしその視点を忘れ続けることが大事な気がしている。お金は一番エネルギーが宿らない。一般的には知らないが少なくとも僕はそうだ。お金は直接的なエネルギー源ではなくエネルギーの可視化と定量化のツールだと捉えているからだ。エネルギー全開の活動をしながらそれをどうお金に変えて生きていくための仕組みを考えるか。何でもかんでもどうにかお金にしようという思考ではなく、気づいたらお金が生まれているような状況をどう作るか。それを俯瞰的に、自分の人生を操るゲームマスターの視点で考える必要がある。同時にプレイヤーとしての僕はそんなことは一切考えずエネルギー全開で生き続けようとする。その両立が大事なんだと思う。

まとまりがない文章だが、別にまとめる気もないのでここで終わろう。早起きしたのでなんとなく久々にnoteに書きたくなった。コーヒーでも淹れて出勤する準備をしよう。リモートだけど。

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