見出し画像

ビジネス畑の人間がデッサンしたらデザイナーさんの気持ちが少しだけわかった話し

2024年2本目の記事になります。1本目はこちら。tips系の記事ですがよかったらお読み頂けると泣いて喜びます😂


デッサン教室に通い出した理由

今回は前々から通いたかったデッサン教室に通ったお話しをさせて頂きます。デッサン教室に通い出した理由は2つあります。
1つ目は、社内のデザイナーにデザイナーの気持ちをもっと知ってほしいし、デザインって楽しいですよ〜。って言われたのが背景です。実際にそう言われてから実行に移すまで役1年かかりましたが、重い腰を上げて行動した自分を褒めたかったりもします笑。
2つ目は、観察する力を伸ばしたかった事です。普段PM/UXデザイナーとして働いている為客観目線でデザインのFBを行う事がありますが、苦手意識を感じていてデザインを共創出来るPMではなかった事に申し訳無さと、コンプレックスを感じたりもしていました。デザインFBをPM目線で磨く最適な方法は他にも幾らでもあるかとは思いますが、「創作する」という難しさや苦しみ?みたいなものを知りたいなーと思っていたのが大きいです。

デッサン教室でやった事

まだ初回体験の1時間しか体験してないのでサムネのりんごしか書いてません笑
体験の時のデッサンする時のプロセスは以下でした。
①画用紙を4等分に線を引く
②モチーフをデッサンスケール越しに観察して象徴的な部分にポイントを置く
③はかり棒とデッサンスケールで全体の輪郭を正しくキャンバスに反映させる
④陰影を描く
⑤多分この後に色々工程があるはず(他の都合で途中抜けしました💦)

デッサンスケール(デスケル)
はかり棒

デッサンを通して感じた事

個人的にとにかく難しいと感じた事は以下の3つです。
①デッサンスケールとはかり棒で画用紙に正確にポイントを落とし、輪郭を掴む事
②モチーフを観察しながらりんごの皮の繊維の向きにしたがって線で陰影をつける事
③枝葉のデッサンに目が行ってしまい、全体感を踏まえた描写ができなくなり、客観的に自分の作業が見れなくなる事
とにかく鉛筆を持っていると筆を走らせる事に意識が行ってしまって「見る事」をおざなりにしてしまうんですよね。面白い位に。何度も何度もモチーフを見て、キャンバスを見ての繰り返しが野暮ったく面倒くさくなって、書いているうちに想像で筆を走らせてました。完全に見る事を放棄したムーブです。見る力を鍛えたいとおもったのに早速放棄。そんなデザイン教室1日目でした。

仕事が上手く行かない時との共通点

デッサンの最も大事な「見る」という行為は課題解決をする時に「問いは何か?」を考える行為に似てるなと感じました。デザインでいう所のコンセプトを煮詰めて考えだす前に手を走らせると「手を動かす事に逃げる=表現したい事が迷想するルート」に入るのかなーなんて思います。
①をおざなりにやって②〜③で手を動かすことに逃げて、問いがない状態で④のインプットの沼にハマり何を表現したいのか?がわからなくなる。

①問いを立てる
②どの表現でいくかあたりをつける
③あたりをつけた表現の中でPDCAを回す
④時に引き出しを増やす
⑤問いに対する確からしい答えを出していく

手を動かすことに逃げるという事の意味

デザイナーさんと仕事をする時に手を動かす事に逃げてました。という事を言われるのですが、手なりで描ける人は「要件を満たすデザインか?」や「要件を満たす為のPDCA」に沿ったデザインの創発から知らぬ間に離れてしまうんだろーなと素人ながら言葉の意味を理解できました。PMとしては、要件に沿ったデザインを作れるように客観視点で常にFBをしたり、どこに行きたいか?を一緒に考えながら時に迷走したら助けられる存在になりたいなーなんても思うきっかけにもなりました。自分でデザインしてると客観的に見るなんて絶対に無理ですもん。僕もようやくわかりました笑

最後に

人の気持ちをわかるには、同じ状況で同じ事をやってみるに尽きるなーと改めて思いましたし、デザインの面白さを根気よく伝えてくれた社内のメンバーにも感謝です。これから一緒にプロジェクトでデザインを作る時はこれまで以上に産みの苦しみと幸せを感じれる気がしててとても楽しみです。



この記事が参加している募集

仕事について話そう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?