「noteで好きな写真を語ろう」という企画があるらしく、よく目にするので、私も書いてみようかな、ぐらいの感じで。

私の場合、アンビエントミュージックを制作していて、そのジャケットイメージとしてのフォトとして活用しているので、その観点から語っていきます。

ということで、今年撮影したお気に入りの写真を、撮影順で語っていきます。

家。側面。赤いコーン。電線の影。緑のホース。街。
フラットに。近未来。私は「未来派野郎」なのです。
音楽的には、郊外環境、ホンマタカシで、淡々としたアンビエント。ドラムマシンを入れたいですね。中庸。アカルイミライ。

糸が切れたタコ。この写真は抒情的でドラマチックなので、私のジャケットイメージには向いていないかな、と思うのですが、青いテープがとても音楽的です。
曇り空の青さ、くすんだ世界を見上げるわたくし。メロディック。軽くジャジー。

草。ウネリ。色と線。速度、風。
慕情的でもあり、アニメ版「海のトリトン」でもありつつ、感情移入させない環境音楽に合いそうです。インダストリア。
チェロの音色と響き、音響+空間。広がりと収縮。

抽象度の高い写真なので、アンビエントミュージックのジャケットにマッチしそうな写真です。
光と影。影の微妙な青みと影の青み。地面のくっきりとした白さ。
右下のラインが予定調和なリズムを崩していて、心地良いです。若干都会的アンビエント・エレクトロニカ。

郊外。鬼海弘雄。青空、日本的な壁と木々。工業的。中心に明るい白色を捉えることで、視覚誘導を積極的に行なっています。Perspective.
日本的な要素を入れたアンビエントミュージックに合いそうです（琴とか笛とか）。雅楽まで行かないジャパニーズアンビエント。
この写真のキモは、右側の壁の光の当たり方でしょう。

花。緑。生き生きとしつつ、陰。セクシャルバイオレンス、ソナチネ。
ちょっと暗めで、高音をメインにしたアンビエントミュージックに合いそうな写真です。
生物。ちょっとヨーロビアンムード。

花、桜。ダウナー系。赤。紅に染まりそうな感じで、点在する音達、シンセベース、低音をメインとして、所々に花たちのように高音の音色達が点在するイメージ。
地面に落ちた白い花弁も良い感じ。夢の中の景色。ドリーミングアンビエントミュージック。

桜。私はソメイヨシノではなく、枝垂れ桜の方が相性が良いようです。上から下へ、ゴーストインザシェルの動き。
日本的にならないように気を付けつつ、桜とは、桜ではないのです。桜を見ると、途端に桜になってしまう刷り込みが、日本人である我々にはどうしてもあって、ヒヨコにまで孵化しなければなりません。魂のルフラン。そして、心よ原始に戻れ。
この枝垂れ桜の写真は、アンビエントピアノ。