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【解説】プロセスマイニング

プロセスマイニングとは、システムのイベントログ(実行記録)から業務プロセスを可視化・分析する技術です。

従来のヒアリングによる業務プロセス可視化と比較して、実績データに基づいた業務パターンやボトルネック分析に強みを持ちます。


プロセスマイニングの強みと弱み

プロセスマイニングには以下のような強みと弱みがあります。

強み

  • 実態に基づく業務の流れを、様々な切り口で分析可能な状態で可視化できる。

  • 大量のデータを一度に可視化・分析できるため、従来のヒアリング中心の分析手法よりも工数や人的負担を大幅に削減できる。

  • 業務プロセスの所要時間・頻度・費用等を可視化でき、業務改善対象の洗い出しや改善効果の検証に効果を発揮する。

弱み

  • システム化されていない業務はマイニング実行できない。

プロセスマイニングの効果

プロセスマイニングを導入することによる効果は主に以下の5点が挙げられます。

  1. 業務パターンの発見

  2. 繰り返し処理の発見

  3. 時間・頻度・費用を可視化、ボトルネックの発見

  4. 標準モデルやビジネスルールとの適合性評価、コンプライアンス管理

  5. 業務プロセスのパフォーマンス分析、予測分析の実現

プロセスマイニングは従来の人間系業務を中心とした業務プロセスモデルと組み合わせることで真価を発揮します。プロセスマイニングツールを検討する場合は業務プロセスモデルとの連携やリアルタイムデータ処理が可能かどうかを重視するとよいでしょう。

グラフィカルな操作感で直感的な分析ができ、業務プロセスとの適合性評価やリアルタイムデータ処理が可能なiGrafx Process360 Live はこちらの記事で紹介しています。


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