yu_tamori

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  • ちょっとしたV字回復の経営

    ちょっとした規模の赤字事業をV字回復させた話です。売上の規模は10億円くらいです。

最近の記事

ちょっとしたV字回復の経営 #6 ブラックボックス

これはちょっとした規模の赤字の事業部門がV字回復するまでの話。事業の規模としては10億円くらいです。 事業をよく知る中堅社員 この事業をここまで運営してきた中心には10年以上のキャリアを持つ一人の中堅社員Aの存在が大きかった。他部門に異動することもなく、若手時代からこの道一本でやってきて、事業の全ての領域を知る存在だった。 部下は誰もが何かわからないことがあればもちろんA氏に相談し、判断を仰いだ。知識と経験では右に出るものはおらず、上司でさえも運営のほぼ全権を任せていた。

    • ちょっとしたV字回復の経営 #5 組織づくり

      これはちょっとした規模の赤字の事業部門がV字回復するまでの話。事業の規模としては10億円くらいです。 組織は戦略に従う 組織づくりを行うにあたり、名著がもはや名言となった「組織は戦略に従う」に私も従うことにする。要するに戦略を定めてから組織をつくるということだ。逆ではない。 これまで見つけた問題点である、「業務の生産性の向上」、「協力業者の力を引き出す」、に「事業収益の拡大」を加えた3つをミッションとして設定した。これを達成すべく、これまで2部門(営業・業務)であった組織

      • ちょっとしたV字回復の経営 #4 膨張する組織

        これはちょっとした規模の赤字の事業部門がV字回復するまでの話。事業の規模としては10億円くらいです。 膨張している組織 数字の分析と組織の状況から見えた問題点は、 ・業務部門は利益を見ずに労務費が増え続けている ・業務部門にはルーチン業務担当と開発担当が混在していて個人個人の仕事の成果が見えない ・営業部門は意欲的だが、売上重視で最終利益までは関心が無い そして結果的に営業の受注が増えると業務部門は人を増やす。営業部門は売上を伸ばすが、利益は出ていない。売上増えるが固定費

        • ちょっとしたV字回復の経営 #3 中小企業診断士

          部下マネジメント経験ほぼゼロ ちなみにこれまでにスタッフ部門時代にマネジメントした部下の数は最大で2人。課長又は部長としてやりながらも自分が手を動かすことが多く、部下には都度指示を出して目に見える範囲で仕事を進める、そんな仕事の仕方しかしたことがなかった。それが今回の異動でマネジメントする人数が一気に40人を超える規模になった。 部下の指導もしたことが無い、他人の成長を考えたことなどもほとんどなかった。何より人と向き合うよりも自分一人で考えて仕事を進めることを得意としていた

        ちょっとしたV字回復の経営 #6 ブラックボックス

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        • ちょっとしたV字回復の経営
          6本

        記事

          ちょっとしたV字回復の経営 #2 現状の把握

          これはちょっとした規模の事業をV字回復させた話です。売上の規模は10億円くらいです。 ミッションは事業黒字化 実はこの事業の問題は以前から感じていた。会社の中では売上規模が大きくなく、収益性もさほど期待されていなかった。会社の売上の大部分を占める基幹事業に比べたら少人数で管理も甘く、社員は自由に自分たちの仕事をこなしている。目標管理もあいまいで販売部門(収入)と業務部門(支出)が分断されており一貫した事業活動ができていない。ここをまとめて事業単位で黒字を達成せよ、というのが

          ちょっとしたV字回復の経営 #2 現状の把握

          徹夜で麻雀?今はこっち、頭脳ゲーム“ドメモ”。

          お勧めのゲームを紹介します。Domemo(ドメモ)です。なんだか語呂が悪いな、って思ってたらイタリアのゲームだそう。 テツマンじゃないテツドメ かつて仲間と徹夜してドメモしました。徹夜で麻雀ならぬドメモ。なぜあれほどまでに熱中したのか。全く異なるゲームだけどその共通点にフォーカスしてみます。 1、ドメモのコマは麻雀牌に似ている 麻雀牌のように自分の前に立てて並べます。 2、1回のプレイ時間が15 分くらい 麻雀の一局と同じくらいでしょうか。 3、ジャラジャラと音を立て

          徹夜で麻雀?今はこっち、頭脳ゲーム“ドメモ”。

          ちょっとしたV字回復の経営 #1 着任

          これはちょっとした規模の赤字の事業部門がV字回復するまでの話。事業の規模としては売上高10億円くらいです。 キャリア それまでの私は商品開発、経営企画、マーケティングといったいわゆるスタッフ部門をずっとやってきた。スタッフ部門というのは営業のようなノルマのような数字責任が無い。企画や分析といった仕事は外から見てあまりプロセスも見にくく、業績評価は基準があいまいなことが多いというのが実感で、その中で何とかやりくりしながら一定の評価はしてもらって来た気がする。そんなスタッフ部門

          ちょっとしたV字回復の経営 #1 着任

          【悩み】会社批判をする部下とその思考パターン(1on1 stories)

          部下が会社批判をした時に、上司としてどのように振る舞うのかはその組織にとっても、部下にとっても今後を占う重要な局面であると言えます。安易に話を合わせてしまうと部下は増長してしまい組織のためにはならないし、部下の言うことに耳を傾けなければいずれその組織を去って行くでしょう。 ここでは部下をマネジメントしてきた中で直面してきた人材の課題を挙げています。しかし上司といっても人間であり部下の評価には主観的な目線が少なからず入ってしまいます。そのため、できるだけ起きた「事実・現象」を

          【悩み】会社批判をする部下とその思考パターン(1on1 stories)

          ウィルスを封じ込めよ!感染症制圧ゲーム「パンデミック」

          コロナの世界的感染拡大によりWHOがパンデミックを宣言してから早3ヶ月。変わらずテレワークに自粛生活を続けている私たち。友人たちと会うことも出来ない中で時間を充実させるものはないものか。そうだ、ボードゲームやろう、リモートで。 感染ウイルス制圧ゲーム「パンデミック」 パンデミックとは名前の通り世界各地に広がる感染ウイルスを制圧するため、感染拡大を防ぎつつワクチンを開発するボードゲーム。勝利条件は4種類のウイルスそれぞれに対してワクチンを開発すること。プレイ人数は4人までで、

          ウィルスを封じ込めよ!感染症制圧ゲーム「パンデミック」