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信頼関係のバランス。信頼と期待値と一方通行。海外勤務あるある

ちょいやっちまった案件。

朝いきなり同僚が泣き出したことがあって、ただその後わりとケロッとしていたので、大丈夫だったんだろうなぁと思っていた。

ところがどっこい、今朝いきなりこのスタッフに「私の離婚のことって本社の人も知ってるんですね。私の個人情報なのに。あなたにしか話していないはずなのに」と言われ、え?となった。たしかに彼女を知っている日本の同僚にこの件話したことはあるが、その同僚も離婚で悩んでることは直接本人から聞いて知っていたし、私的には言いふらすようなことは特にしていない。

直接的に言われたわけではないが「あなたを信用した私が馬鹿だった」みたいなことを繰り返されたため、そこまで言うならちゃんと話そうと言ってるのにそれには一切応じてもらえない。「ごめん、深く考えずにその同僚も事情を知ってると思ってたから話してしまったけど、個人的なこと話してしまい申し訳なかった」と謝っても、「いいの、そういうことじゃない」のと一切応じない。

確かに私も軽率だった。彼女の個人的な事情を共通の知り合いである同僚とはいえ話してしまったこと。でもさ、だったら最初っから私にそんなこと話さないでもらえます?と思った。すいません、残酷な人間なもので。勝手に言いふらされたと誤解され、目も合わせずに「あなたは信頼するに値しない」みたいなこと一方的に言われて、はい?ってなった。

結局、面倒くさいことに発展するのは避けたい私が粘りに粘って、自分が軽率だったこと、彼女の気持ちを考えなかったことについて17回くらい謝罪した。そしてやっと会話が成り立つ程度になった時点でこう繰り返した。

私のことあんまり信用しないで。私だってただの人間だし、話の流れで何にも考えずに自分の周りで起きたこと話しちゃうときだってある。あくまで職場で起きたことだから、個人的なこととはいえ、一つの仕事での話として話してしまうことだってある。だからその意味では私のこと信用しないで

英語で言うとそのまま、Don’t trust me too much. これを5回くらい繰り返した。だって一方的に聞かされた話とか、自分に起きた出来事を話さないとか、そんなのいちいち考えてらんないし。こういう言い方すると火に油なので言わなかったけど、要点としてはやはり私を信用するなであった。

話の中で、彼女の方から「一緒に仕事をしている人として信頼してたから、個人的なことを話したけど、でも友達じゃないですもんね(だから信頼した私が馬鹿だった)」と言われ、That’s rightだよと思った。相手がどうであれ私は一線を引いている。仕事のことなら何でも話すけど、自分のことは全部はさらけない。それは相手がどうのこうのではなく、近くなりすぎると仕事に影響するから。甘さとか出るじゃん。公私混同とか面倒なのよ。

でもそれを言ったところで仕方ないから、私はできるだけ他のスタッフ含めて話を聞くようにしている。ただし、それを口外しないとは約束してない。残酷アゲイン。私は話す方にも責任があると思う。ただの同僚なのだから。業務時間中に職場で起きたことは私は本社に共有する義務も権利もあると思ってる。ほら、現に今回トラブル起きたし。

久々に海外で働くってこういうことだよなぁと思った。

なんかね、スタッフがファミリーみたいになって、線引きが曖昧になることはよくあり、某国では掃除のおばちゃんから給料いくらかを聞かれ(答えなかったけど)その後お金貸してとか、スタッフが勝手に私の名前と電話番号使って転職先に出す書類に照会先とされたり(これはブチギレた)、引っ越しの時にこれまた勝手に事務所のドライバーがうちの冷蔵庫を合意していない金額なのに勝手に○○で買い取ると言って本当にその金額で冷蔵庫持ち去られたり。変に仲良くなるとこういう感じのことに巻き込まれやすくなる。

ポイントは私の嫌いな、相手に悪気がない、である。永遠のテーマだな、おい。悪気がなくったって私は超絶嫌な思いしとんじゃボケカスが!と毎度思うよね。

今日の一件で、あれだけピリついたのにもかかわらず、なぜか仕事ではお互いめちゃめちゃコミュニケーションを取って、いつも以上にスムーズに、いい感じに業務は遂行できた。相手も多少のやっちまった感があればいいのだけど、さてはてどうなのか。

めんどくせーよな。ほんとにめんどくせー。海外行っても異文化でもめんどくせーもんはめんどくせーのだ。

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