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女性陣って呼ばないで

細かいなあと自分でも思う。でも、毎回聞くとモヤッとする。一瞬なので毎回すぐ忘れちゃうけど、聞くたび「なんかなあ」と思う。女性陣の意見、女性陣の方が、女性陣は……私がたまたま女性だっただけで、別に私の考えが全ての女性の考えというわけではない。ましてや私はたぶん一般的な女性ではないので(一般的な人は軋轢を避けるのでそもそもこういうことを先陣切って言わないと思う)、私や何人かが同じ意見だからってみんなそうなわけではないはずだ。

たぶん、たまたま集まった人たちが女だった、というだけだ。女性という特徴が目立つのはわかるけど、それで一括にされてしまうとなんだかなあと思う。個人の意見は尊重されずに大きな枠にまとめられてまとめられるんだなあ、って。

「女性陣」という括りではないもので、よく言われて疑問に思うのは「私達は」だ。自分がそう思ってないのに、勝手にその枠組みに入れられてたりすることがある。あと、「私達」って言ったときにその言った本人が想像するのって、せいぜいその周りの三人くらいだ。それをまるで世代や地域全体の意見のように言うときもあって、世代や全体の意見として言うときもある。でも、だいたい違ってる。そして、それは今これを書いている私も同じだ。

若者、高齢者、男性、女性、子育て世代……世の中にはさまざまなくくり方があって、それである程度まとめられるのもわかる。でも、例えば若者の場合は、10代中頃、10代後半、20代前半、20代半ば、20代後半でも考え方はそれぞれ違うだろうし、学生や社会人かでも考え方や行動は全然変わってくる。子育て世代も、0才児の子育て世代と小学校1年の子育て世代は直面しているものが全然違ってくるはずだ。高齢者に至っては、60代前半と60代後半だと全然考え方は変わってくるだろう。(というよりも60代前半なら自分のことをまだ高齢者だとはみなしてすらいないと思う。)そのへんの細かいところが漠然としてると、問題を読み間違えたり話が噛み合わなくなってしまうことも多い。日本人は同調圧力が強いという人もいるけど、私みたいに空気を読まずに発言する人だっている。日本人は開始時間に厳しいと言うけど、私みたいな遅刻魔もそれなりにいる。そもそも広い日本国内で北と南では文化も違うし、日本人はという一括ではまとめきれないところも多い。

ただ、私自身も大分類で区別することは多々ある。さっき述べた「日本人は……」っていう大分類を私は結構やってて、無意識にやってることなので気をつけなきゃなあと思う。先述した「女性陣」の発言も、言った方は別に悪気があって言ってるわけではないのだ。気を使った結果だったという場合もかなりあると思う。

気にしなきゃいいと言われればそれまでだ。気にしすぎて表現が不自由になるのも嫌だ。でも気になってしまう。自分ではまだ解決できてないから、他の人の考えと照らし合わせてみたくて書いてみた。

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