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好きなことを仕事にしよう!〜SDGsって何だろう?働きがいのある仕事とは〜

あなたの好きなことは何ですか?
あなたの楽しいことは何ですか?

せっかくの人生、好きなことを仕事できたら嬉しいですよね。それは誰もが思うはずなのに、現実は「早く仕事を辞めたい」そう思っている人がほとんど。
人生、そのままで本当にいいの?って、私はそう思います。
だって、仕事は働きがいがあったほうが楽しい。それに、好きなことを仕事にした方が幸せだってことは誰もが頭ではわかっているはず。なのに、どうして。みんな好きなことを仕事にはしないのだろう。


「仕事=不満」の世の中

「仕事が楽しい!」そんなことを思いながら仕事をしている人は、ほとんどいないのではないでしょうか。
「仕事」といえば、やりたくないけど仕方なくやるもので、我慢するもの。無意識的にも、そういう価値観の人がすんごく多い!友達と飲みにいけば「はやく仕事辞めたい」のオンパレード。

そんなに辞めたいのに、何故続けているのだろうか?

私には本当に不思議で仕方がない。
というか、「なんかおかしくない?」という不都合から目を背けずにどうにかしたいとも思う。不都合に目をつぶってる人が多すぎる。すなわち麻痺。
「仕事=不満があるもの」がデフォルトになっている現実がとても残念に思うし、ひとりの若者として少しでもこの現実が変わっていけばいいなと思う。

働きがいのある仕事とは、一体何だろう?

何だか偉そうに若者のクセに仕事についてキレイごとを語りやがっている、という風に感じる人もいると思うけれど、私も仕事に不満を感じたことが全くないわけではない。働きがいのある仕事というものに出会うまではかなり時間がかかったし、すごくすごく嫌な思いもしたと思っている。

価値観が180℃変わったブラック企業での経験

私が新卒で入社した会社は、俗にいう「ブラック企業」だった。
まさに朝から晩までパワハラの嵐で、業務量は明らかにこなせるようなものではなく、朝早くから終電まで仕事をしていても残業代はナシ。そして、「残業が多い」とののしられ、「元気がない」と叱られ、朝から仕事の資料を投げつけられ、イスまで蹴られ、そんなことが日常だった。
今思い出してもヤクザのような上司だったし、凄まじい会社だったな、と思う。

精神的に追い詰められ、退職をしていく仲間を見てはいつも

「この仕事をして、一体誰が幸せになったんだろうか?」

と考えていた。

会社側は研修などにお金をかけているのに辞められたら、物理的に損失だし、働いた従業員も体調も精神も崩し、誰一人、幸せな気持ちをした人なんてもちろんいなかった。

仕事はなんのためにするのか?という答え

ブラック企業を退職後、私は元々役者をやっていたこともあり、芸能系の専門学校で働くことになった。そこで偶然出会ったのが「子役指導」という仕事。今思い出しても、今までの中で一番楽しくて、働きがいを感じた仕事である。
自分が演技指導をした子役ちゃんがオーディションに受かってきたらすごく嬉しかったし、オーディションに受かったことで子役ちゃんのお母さんが喜んでいたし、テレビに出演したことで本人も喜び、舞台に出たことでお客さんが喜び…幸せの連鎖がある仕事だったと思う。

子役指導という仕事に出会ったことで、「仕事は、もしかしたら、誰かを幸せにするためにあるものなのかもしれないなぁ…。」という、すごく純粋で簡単なことに私は気が付いた。
確かに、おいしいごはんはまた食べたいけれど、おいしくないごはんはまた食べたい、と思わないのはごくごく普通のことだよなぁ、と。
仕事は辛抱してナンボ!みたいな風潮があるけれど、きっとそんなことない。辛抱したところで、変に言い聞かせて頑張ることは別に努力でもないし、かっこいいことでもない、そう考えるようになった。

きっと人は、自分がテンションが上がる、幸せを感じる機会が増える仕事を「働きがいのある仕事」と呼ぶんだと思う。「やりがいのある仕事」と「働きがいのある仕事」はきっとイコール関係ではない。
車好きな人がタクシーの運転手になったとき、きっと好きなことだけに「働きがい」は満点にあると思う。でも、「やりがい」というのは、仕事を続けていく上の経験でしか得られない。「ありがとう」と言われた、上司から褒められた、出世した、そんなモチベーションを上げてくれるものが「やりがい」かなと思う。でも、そもそも「働きがい」がなければ、続く気も起きずで、「やりがい」なんて見つからないよなとも思う訳で。

「やりがい」と「働きがい」、両方を感じられたらもう最強。まじパラダイス。私はこれからもそこを目指して仕事をしていきたい。


好きなことを仕事にするのはとても簡単なこと

さっき書いた「仕事は辛抱してナンボ!」という風潮と同じくらい、「好きなことを仕事にできる人は数少ない人」という世論も、私は不思議でしょうがない。
だって、きっと実際は出会っていないだけで、そんなこと全然ない。意外にも普通に「好きなことを仕事にしている」という人はよくいる!それを声を大にして伝えたい。

その考えに至った出来事は2つあって、「趣味のダンスが仕事になった」という実体験と、もうひとつは現在働いている料理メディアで職場環境にある。

やり続けていたただの趣味が仕事になったあの日

ひとつめの実体験はまさに「私」に起きたできごと。
私は小さい頃からモーニング娘。さんなどのハロープロジェクトのアイドルが大好きで大好きで。家に帰ってきてはただひたすらにダンスを覚え、真似して踊るということが趣味だった。
だの毎日の習慣というか、暇つぶしというか。本当にそれだけの理由で、ただただ毎日のルーティーンとして、ダンスを踊っていた。
フリーランスの期間、「確か踊れたよね?明日ダンスの先生探しているんだよね!お願いできないかな?」という代行でたまたま引き受けた仕事が「アイドルの講師業」だった。
私は小さい頃から、アイドルのダンスに特化してひたすら踊っていたため、アイドルのダンスのコツが自然と身についてたらしく、わりと普通に自然にその仕事をこなした。そしてその後、指導したアイドルのメンバーや事務所から「またあかり先生にやって欲しい!」とのことで、まさかのいまだに仕事になっている。
今思ってもまさかすぎる出来事だったし、当時も「仕事にしたい!」と思っていたわけではないダンスだけど、仕事になっちゃった!ラッキー!!ってくらいだった。
その経験から、「ああ、無意味と思うこともやりこんだらいつか仕事になるのか…。ただ無心に何かをやり続けるって意外と意味あるんだな」と。そんなことを感じたのが数年前。ありがたいことに今はダンスの振付けまでやったりしている。

当たり前の好きを探して、職にする

2つ目のできごとは現在働いている料理メディアでの職場環境。
「料理メディア」ということで、管理栄養士の人や料理スタジオで働いていた人など、かなりたくさんの「料理好き」「食好き」の人たちが集まっていた。
そこで出会った人たちは「食べるの大好き!」「食に関わっていきたい!」「料理するのが楽しい!」、そんな人ばかり。
こんな職場あるんだ…!ドラマの世界かよ…。って、普通に驚きました。

「食べるのが好き」というだけで、「よし!仕事は食に関わるものにしよう!」、そう単純に考えて生きてきた人たちに触れたことで、ひとつ確信したのは「好きなことを仕事にするのはとても簡単だ」ということ。それができる人とそうじゃない人の違いは、その思考回路があるかないか、だと思う。

【食べるのが好き!→仕事も食関係にしようかな!】

その思考に至ったか、至らなかったかの違いは人生を送る上でかなり大きい。きっと大抵の人は、その思考に至る前にダンスの時の私のように無自覚の好きに気付いていなかったり、そもそも「仕事=好きなことではない」という価値観が植え付けられすぎていたりする気がする。

あなたの今の仕事はどうですか?

世界でも「働きがいのある仕事」を推進している


ただ概念的なことだけを言うと「仕事はお金を生み出すもの」だと思う。
国を、家族を、自分を豊かにするもの、それは誰だってわかる。でも、せっかくだったら働きがいのある、楽しい仕事をしたいじゃないか。そして、世界的にも「働きがいのある人間らしい仕事」を推進していることを知っていますか?

『SDGs~持続的な開発目標~ 目標8:働きがいも経済成長も』https://miraimedia.asahi.com/sdgs2030/sdgs-description/

SDGsとは、2015年9月に国連で世界をより良くするための17の目標のこと。
この中の目標8「働きがいも経済成長も」の項目が、働きたくない仕事をこなしているあなたにとてもとても身近な問題だと思う。

ーー目標8:「2030年までに、若者や障害者を含むすべての男性及び女性の、完全かつ生産的な雇用、及び働きがいのある人間らしい仕事、ならびに同一労働同一賃金を達成する」

「いやいや働きがいのある人間らしい仕事って!貧困の国の話でしょ?」きっとそう思う人が多いと思うけど、全然そうじゃない。これって、今の日本人も個々に考え直さなきゃいけない項目だな、と。だって、ブラック企業での労働だって、やりたくない仕事を続けるのだって、もはや強制労働に近しいものがある。誰もが考え直さなきゃいけないし、今一度立て直すべき目標だと思う。

それに、今、あなた、仕事に働きがいを感じてますか?

感じていない人は全員自分のことのように思って、今一度考えてみて欲しい。最近、職場で幸せ感じましたか?いつ笑いましたか?

好きなことを仕事にしよう!

「仕事を辞めたい」、そう思いながら会社に行って、仕事をすることは、すごく無責任なことだと私は思っている。だって、他人の時間だって、お金だって奪っている。そして、そのことに気付いていないこと自体がヤバイことだと思う。
好きでもなく、辞めたい!と思っていながらする仕事は、どうしても消化仕事になってしまうもの。でも少しでも好きな要素がある仕事をしていると、逆境!みたいな状況でも不思議と頑張れたりするし、たくさん考えて行動をするから気も回るし、そこには何より行動に対して意思がある。意思がある、ということは「いいやこれで」とはならない。それは無責任ではないと思うんだ。
1日8時間も関わるんだもん。幸せを感じることをしないとやっていけないじゃないっすか。
この記事を読んで、「好きなことを仕事にすることは幸せである」という価値観に少しでも触れてもらえていたら嬉しいです。
就活生が仕事について、前向きに「楽しいこと仕事にするぞ!」と思えるような世の中に少しでもなればいいなぁと、そう思って執筆してみました。
好きなことを仕事にして生きていった方が、絶対に楽しいよ。


【参考】


参考1:『ディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)とは?』https://www.ilo.org/tokyo/about-ilo/decent-work/lang--ja/index.htm

参考2:持続可能な開発目標(SDGs) HP 目標8: 働きがいも経済成長も
http://www.jp.undp.org/content/tokyo/ja/home/sdg/post-2015-development-agenda/goal-8.html

参考3:SDGs(持続可能な開発目標)とは何か?17の目標をわかりやすく解説
https://miraimedia.asahi.com/sdgs2030/sdgs-description/








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