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わたしはわたしに期待している

幸福は絶望の上に成り立つと言われる。
期待や希望と現実がかけ離れたとき、
不幸を感じるから。
無であれば苦悩は起こらない。
端的にいうと「足るを知る」ことが幸福への近道だ。

でも私はまだわたしに期待している。
いびつな期待がある。
とことん極めたいところと、
どうでもいいところがあり、
それはそのまま
社会的長所と弱点になっている。

穏やかさに憧れながら、本質的に求めていなかった。
幸せより理想を求めていると気がついた。
それは生き様の問題だ。無意識に選んでいた。

どちらがいいとか悪いとか、ジャッジはしない。
わたしはどんどん自分を掘り下げて、磨きたいところを徹底して磨く。

尊敬できる自分になりたい。愛情深く、知性と品をたたえた人になりたい。自分の弱さや悲しみを認めて大切に扱いたい。どんな世界もフラットな目線で見つめたい。

そこへ行くには絶対に痛みを伴う。苦悩から歓喜へ至る道程には、一瞬の爆発やひとときの安らぎがあるだろう。あとは闇だ。

精密に、誠実に、楽しくおのれに期待をかけて、
闇を彷徨うのがわたしの人生なんだ。
それがいやならすべての欲や期待を捨てて、流れに身をゆだねるしかない。

良し悪しではない。選択だ。

ひとと闘うのではない。わたしと闘うのだ。やるしかない。

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