大学ミスコンがどんどん廃止されてる現状、憂いております。だってミスコン失くなったら学祭何にも面白くないじゃん! 筆者の大学には元々ミスコンないんですけど。

　昨今、アンチルッキズム勢力が拡大し、ミスコンが脅かされているみたいです。顔だけで判断したらダメとか、多様性がどうのこうのとか、アンチにも言い分はあるみたいですけど、ちょっと待てよと思うのです。

「オリンピック競技もやってること一緒じゃね?」

　ミスコンって顔の美しさか何かで優劣を決めて、1位の方はアナウンサーのオファーが殺到するとか何とかですよね。勝負の決め手は「顔」っていう身体的特徴なんですよ。同じようなノリで優劣決めてる競技が、あのオリンピックの中にもあると思うんです。オリンピックですよ?
　例えば陸上競技とかですかね。短距離はどれだけ速く走れるのかっていう身体的特徴の差を優劣の基準にしていますよね。短距離選手は100m速く走るため、日々走ったり筋トレしたりして努力する。ミスコン出場者はファイナリストに選出されるため、日々食事に気を使ったり、よく分からんサロン行ったりする。整形とかも考える方もいらっしゃるのでしょうか? やってること同じだと思うんですよ。オリンピック出場者もミスコン出場者もそれなりに努力していると思います。陸上選手はその成果を披露できる場が設けられていますよね。だったら、ミスコンを目指している方にも成果を発揮できる場があって何の不思議もないと思います。ミスコン廃止を訴えるなら、同じく身体的特徴で優劣を決めているオリンピックにも反対してみるといいかもしれません。パリ、楽しみですね。

　大学という多様性を大切にする場において~とかいう方、いらっしゃると思います。どこで大学が多様性を重んじるものだと習ったのかは分かりませんが、そういう方に聞いてみたいんです。ミスコンの廃止は「美しさが良い」という価値観の弾圧になるのではないのか、それはルッキズムという多様性の一端を脅かすのではないかと。
　多様性を脅かすのは、何かしらの規制を設けている場合だと思うのです。こういう考え方はダメだ、みたいなことです。キリスト教はダメ、とか。そういうことが多様性とかいうものを脅かすのだと思います。多様性信者の方は、このような態度にこそ激怒すべきだと思います。
　別にミスコンは美しさ以外の価値観を否定してる訳ではないのです。「美しいが良い」と「美しい以外が悪い」っていうのは、全然話が違います。むしろ、ミスコンを潰す勢いというのが「美しいが良い」という価値観を全否定しているように思えます。挑戦したい方がいるのならミスコンは開催した方がいいのではと思うのです。

2021.08.18