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≪Vol.147≫表の顔と裏の顔

いろんな国の外国人と仕事をしたり、生活をしているのですが、それぞれの国の文化でもあるのですが、「表の顔と裏の顔」があります。

表の顔の難しさ

僕は日本人なので、日本の「表の顔と裏の顔」はだいたいイメージが付きます。
「よそ行きの・・・」なんて表現もしますが、表に出るときの装いだったり、話し方だったり、振る舞いがあります。
また「よそ行きの・・・」があるので、「よそ行かない用の・・・」もあるわけで、人目につかないところでは全然違う。というのも日本流だと思います。

日本は文化、教育として「よそ行きのスタイル」を学んでいることもあり、「表の顔」をとても大切にしているように感じます。
海外の文化でも、もちろん「表の顔」はあるのですが、
日本人にとっての「表の顔」と海外の人にとっての「表の顔」が全然違うので、日本流にするにはなかなか難しい事だったりします。

海外に行くと時々感じると思うのですが、
警察官が制服着て、歩きながらアイスクリームを食べてたり、
レジにお客さんいっぱいいるのにペラペラ話しているレジ打ちの人もいるし、このお皿洗ってるのかな?みたいなお店もたくさんあったり、
日本人にとっては、これで商売は大丈夫なの?みたいなことってたくさんあったりするのですが、
海外旅行だと、それはそれで海外旅行だなぁという気もして、ワクワクしたりもします。

日本だと、
海外にあるルイヴィトンとかのハイブランド店や、5つ星ホテルのスタッフのような振る舞いが、クオリティの違いはあれで、どのお店にもあったりして、それがないと不満に感じるところもあります。
そこに馴染むまでにはなかなか時間がかかるのは確かだなと思っていたりして、僕なんかは奮闘するわけですが、

裏の顔の難しさ

逆の話で言うと、
日本の「裏の顔」もなかなか難しさがあります。
上下関係に由来しているのかもしれませんが、
「見えてないところはやらない」ということが結構あり、
容量はいいのだけど、仲間の間では嫌われてしまう。
というシーンもよく見かけます。

でも「表の顔」をちゃんと使うので、
表向きな評判はよかったりするので、
それはそれでビジネスとしていいとは思うのですが、
お客さんがいなくなった途端、上司がいなくなった途端、
急に「裏の顔」が発動するのも、日本の感じがします。

僕の感覚ですが、おそらく上下関係に由来している感じがして
東アジア出身者は全体的に多いように感じます。

日本人の教育や指示もそうなのですが、
「見えているところだけでもちゃんとやろう」という教えは僕もよく言われていたので、刷り込まれている気がします。

「社長が来るから掃除して!」
「○○が来るからいつも以上のサービスをして!」
というのは良く教えてこられたような気がします。


とはいえ、最終的には「お客さんへの満足度」ではあるので、
そこの目標は同じでイイかなと思っています。
実際は日本人同士でも同じような悩みはあるのですが、
海外文化と日本文化の違いはまた一味違った難しさと面白さがあります。

なかなか簡単なことではないですが、
挑戦していきたいなと思います。

今日も最後までありがとうございました!

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