≪Vol.210≫人柄採用~外国人と働く~

採用面接のとき、どんなところを重視して採用しますか?
というアンケートをすると92%の面接官が「人柄」を重視する、という回答があります。しかし学生は面接の際に「人柄」を重視している割合は32%ほどで、受け入れたい企業と入りたい学生の思いがずれています。


ちなみに先ほどのデータは日本人のデータで、おそらく外国人であればもっとギャップがあるだろうと思います。「人柄」?それでモノが売れるの??となるかもしれません。

僕も採用をすることがありますが、やっぱり「人柄」は重要です。とはいえ、コレは職種にもよりますね。営業だとか、接客業だとか、そういう仕事であれば当然「人柄」が重要になるのですが、そもそもで言うとこのデータにおいては対象が「学生」なので新卒だと考えると、採用する企業側が明確な採用目的がない場合もあるからだろうとは思います。新卒の時期だから100人採用しようということもあるでしょう。そうなるとスキルよりも「人柄/人間性」ということになります。


野球の話します。
プロ野球ドラフトを考えてみると「人柄採用」なんてないですよね。
例えば、あの早稲田大学のピッチャーはMAX140kmだけど、キャプテンもしていて、とてもいいやつだから「ドラフト3位にかけよう」って。。。ならないですね。
犯罪歴とかチーム内でのトラブルが多発していたりすると、やや敬遠される可能性はありますが、基本的には「スキルがあるか、ないか」。またそのチームで「補強したいポイントにあっているか、あっていないか。」ただそれだけです。

話を戻すと、就活の学生側(外国人側)はそのイメージの方が実質は強いでしょう。僕がイイ人だからと言って「採用」しないでしょ、って。というかイイ人かどうかなんてわからないでしょ。1~2回会ったくらいじゃ。という気持ちでしょう。
だが、しかし、企業側からしたら「数字上げられそうな奴も欲しいけど、やっぱりトラブル起こさない奴がいいな」「言ったことをやってくれる奴がいいな」ってなるのもわかる気がします。


結局なんなんだろう・・・と考えると、
「私の会社は『イイ人』採用したいです」って書いた方がいいんでしょうね。スキルより「いい奴か、いい奴じゃないか」を優先しますって。
そうしたら「イイ人風」な人が応募してくれそうですし、外国人もそれを意識して面接に来るでしょう。

『イイ人』。そんなの言わなくても当たり前だよ。と思ってしまうだろうし、そんなことは言うことでもない。と思うでしょうがそんなことも変わっていくのかもしれませんね。


今週も最後まで読んでいただきありがとうございました。

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