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【弓道】早気克服備忘録2:原因を訂正する②

※「口割まではおさまる」という前提で進めて行きます。

前回の記事はコチラ


早気の原因②

◎手先で引いている

前回の「取り掛けが浅い(つまんでいる)」は妻手(右手)先がメインでした。
ここではもう一つの原因、「弓手(左手)」を追加します。

まず、本来弓は「筋骨」を使って引きます。
ですが、これをうまく使えないとどうしても腕の力で引いてしまいます。
それは普段使わない筋肉を意識して使わないといけないからです。

ここでいう「腕の力」とは肘から手先のことをいいます。
手先を使って引くと、ついてはいけないところに筋肉がついてしまいます。

●ついてはいけないところの筋肉

それは「前腕」です。
その中でも左腕の肘から手先に向けて外側の部分、いわゆる伸筋群と呼ばれる部分です。

伸筋群とは
「長橈骨手根伸筋(ちょうとうこつしゅこんしんきん)」
「短橈側手根伸筋(たんとうこつしゅこんしんきん)」
「尺側手根伸筋(しゃくそくしゅこんしんきん)」
「総指伸筋(そうししんきん)」
の総称で、肘の外側から指までを通る筋肉を指します。
伸筋という名称ですが、短橈側手根伸筋や長橈骨手根伸筋は手首を手の甲の方へと曲げる作用があります

また前腕には屈筋群というのもあります。
これは肘の内側から前腕の手のひら側を通り、指先までつながる筋肉の総称をいいます。

屈筋群とは
「橈骨主根屈筋(とうこつしゅこんきんぐん)」
「尺側手根屈筋(しゃくそくしゅこんきんぐん)」
「円回内筋(えんかいないきん)」
「浅指屈筋(せんしくっきん)」
「長掌筋(ちょうしょうきん)」
など主に手首を内側に曲げる役割のある筋肉が集まっています
また手首を曲げるだけでなく、物を投げる際に肘の内側にかかる負担を軽減させる役割もあります

これらを総称して「前腕筋」といいます。
前腕筋には手をひねったり手首を曲げたりするほか、物を押したり肘や指を曲げたりするなどの役割があります。

ここの筋肉は発達するということは...…

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