今日もいちにち無事だった

ここ十数年、とにかくあまり目立ちたくない、じっとここにいたいみたいな気持ちで暮らしてきたのですが、この春、今までの手帳を見返していたら、なんだかちょっとこれまであった色々なことを書き留めておきたい気持ちになりました。

子供が生まれて、その子が赤ちゃんの時からなんとなく他の子たちと違う部分が大きいなという気がして、なんだろう…?と思いながら過ごしていた頃。家族や友だちには「気のせいかもよ」「考えすぎ」と言われていたけれど、とにかく一日一日が大変で、毎晩子供を寝かしつけながら「ああよかった。今日も一日無事だった。」と安堵するような生活でした。

夫の任地のなじみのない土地で、実家も友だちも遠く、夫も毎晩遅くに疲れて帰ってくる日々。
「助けて」「どうしたらいい?」となかなか言えなかった。誰に言ったらいいのか、何と言ったら伝わるのかもよくわからなかった。
そんな時、ネット検索してたまたま見つけたいくつかのブログに様々なヒントや気付きや救いをもらいました。
子どもがこれからどうなっていくのか、私がどうなってくのかはまだわからない日々だったけれど、色々な子がいて、色々な親がいて、色々な人間がいて、それぞれの凸凹を持っていても成長している。それぞれの生活の中で編み出した様々な工夫や気付きを惜しげもなく教えてくれる人もいる。
それらを読んで、考えに考えて、何度も何度も躊躇しながらどうにか声を発して、そこから道が開けていきました。

子育てや教育について書かれているものはたくさんあって素晴らしいものも多いので、私がそれに限って書く意味はあんまりないかなと思います。
私自身の子育てもまだまだ途中で、大成功!!と思っているわけでもなく、相変わらず迷い迷い進んでいる日々ですし。子どものタイプが少数派なので「参考になる!」という人もかなり限られるような気もしますし。子どもが何かしら道を見つけて、今もこれからも幸せに生きて行ってほしいなといつも願ってはいますが、どこにたどり着くのかまださっぱりわからないですし。
だけど、子どもが生まれてからのことだけでなく、今までの私の人生にあった色々なことをなぜかちょっと振り返ってみたくなっている今なので、テーマを絞らず、時系列に沿わずに思い出したことをつらつらと、とりあえず自分の頭の整理のために書いてみようと思います。

もしそれが運よく、今、日々様々なことに格闘しながら「今日も一日無事だった…。」と暮らしている誰かおひとりにでも届いて、何かしらの助けになったとしたらうれしいです。


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