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地方から本を届ける、これからの出版社の形 / 遊泳舎は2022年1月に高知市へ移転しました

2022年1月末、遊泳舎は私(代表の中村)の故郷である高知県高知市に本社を移転しました。
遊泳舎は、2018年11月に東京都武蔵野市で創業した「ふたり出版社」。私は高知、相方の望月は大分の出身ということもあり、創業当時から「いつかは地方に移転・移住するのもアリだよね」とぼんやり話していました。現在、日本の出版社は8割が東京に集中しています。そのため「現実的には大変なのかなぁ」と考えていたものの、いざ引っ越してみると意外となんとかなるものだと感じています。

この2年でリモートワークが普及したことは地方移転を後押しした理由の1つです。2020年春に新型コロナウィルスの感染流行がはじまって以降、各自が自宅で仕事をする体制を取ってきた経験が移転にはプラスになりました。
また、3年間会社を経営したことで仕事の流れ、特に流通面の安定が図れたことは移転後も影響なく仕事を続けられている要因です。

もちろん、引っ越しをして3か月で「出版社は地方でもできる」と言い切ってしまうのは尚早かもしれませんが、少なくとも今のところは問題なく会社を運営できています。
このあたりは、もう少し経ってから再度ご報告をできたらと思います。

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余談にはなりますが、私個人としても高知の暮らしで不便は感じていません。買い物も私の場合はショッピングモールまで徒歩圏内ですし、東京までも飛行機で2時間以内です。生まれ育った町で土地勘もありますし、地元の友人にも会いやすくなりました。なにより朝は鳥のさえずりで目覚め、澄んだ空気と木々に囲まれ、たくさんの星が輝く夜空を眺める暮らしは気持ちの良いものです。

なお、引っ越しをしたのは私と本社機能のみで、望月は東京に残っています。当面は高知と東京の2拠点体制で、これまで以上に「心に飛び込む」本を届けられるよう努めてまいりますので、引き続きよろしくお願いいたします。

(本社移転に伴い、電話番号・FAX番号が変更になりました。)
TEL・FAX共通:088-819-1411

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