ぐるんぱは本当にかわいそうなの?
小3長男、年長長女がいる我が家。
毎晩、寝る前に絵本や漫画を私が読んでいます。
今夜は、「ぐるんぱのようちえん」と「3びきのこぶた」。家にない「3びきのこぶた」はYou Tubeで。
「ぐるんぱのようちえん」をめぐる、兄妹の感性の違いが面白かったので記録します。
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ずっと一人で生きてきたぐるんぱが、他の象たちから「クサイ」「ぶらぶら遊んでばかり」と難癖をつけられて追い出される冒頭の場面。
「ぐるんぱがかわいそう。もし私がトラだったら、みんなをやっつけてやる!」
と娘が言うと、
「なんでそんなこと言うの?ぐるんぱは『やめて』なんて一言も言ってないよ」と息子。
ほうほう。
なかなか面白い意見交換をしているので静観していたら、
「私の考えは全部ダメなんだね!もう何も言っちゃいけないんだね!!」と拗ねる妹(たぶん眠い)。
「そうじゃない!だってぐるんぱは何も言ってないのに、みんなをやっつけるなんておかしいじゃないか!!ぐるんぱは感情がないのか?」と、妹の反応に困惑する息子。
なるほど〜。
私は娘と同じように考えていたので、息子の意見はとても新鮮でした(この後、兄がお茶を飲みに行ってる間にお互いクールダウンできたようで、仲直りしていました)。
ぐるんぱに感情がないように思うのは、この本が第三者目線で描かれているからなのですが、たしかに、ぐるんぱ以外の登場人物たちは言いたいこと言ってます。
ぐるんぱの言葉は、最初の「さみしいな さみしいな」と、開いた幼稚園でピアノの弾き語りをする場面だけ。
子どもの目線って、本当に面白い。
学校に行っていてもこういう時間は作れるし、ホームスクールをしているから気づくわけではないですが。
子どもたち一人ひとりの感性を、できれば大事に大事にしていきたいなと、改めて思ったのでした。
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