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あとからなら笑える旅のあちゃちゃちゃ(世界編)

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旅のできないこんな時代だから振り返ってみよう
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記事一覧

夜明けのホーチミン、シクロとともに揺蕩う

ホーチミン朝6時、朝食まえの自由なひとときにホテルを抜け出し夜明けともに街に出て川辺に向…

Gaku Ito
1年前
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カネのなる橋の向こうには

 ジョホール・バルからシンガポール国境への橋は大渋滞だ。毎日20-25万人が往復して入国検査…

Gaku Ito
1年前
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3年目のギタリストに美しい空は見えるのか?

49歳スタートとはいえギターを始めて3年目ともなるとコードフォームはそれなりに覚え、指板上…

Gaku Ito
1年前
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旅の本とこころ残りと

 旅に出る前に本を選ぶのが好きだ。なるべく行き先に絡むものがよい。文化とか歴史とか。かと…

Gaku Ito
1年前
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パリの陽はトワレットとともに暮れゆく

旅先で息子と待ち合わせるためにメトロを乗り継ぎSNCF (Société Nationale des Chemins de f…

Gaku Ito
1年前
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モーロの香りと、音の煌めきの妖しい因果

この日のギターレッスンでは新しい課題曲を選んだ。 「今度のは速くて最後までセーハコードな…

Gaku Ito
1年前
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グアテマラの太陽の下、路上でひとり途方に暮れる

夏が本気を出してきた。 家に帰るなりクーラーの効いたリビングのソファーにへたり込むと妻が言った。 「何そのカッコ?ボタン全部開いてるよ」 そうなんだ。濃紺長袖シャツの前ボタンを全部外してはだけて、まるでドブロックのエロいほうのような姿なのだ。 「暑くてしょうがないんだよ。だって猛ダッシュしたからね。バスに帽子を忘れて追いかけたんだよ」 娘がいう 「ママに買ってもらったヤツもう無くしちゃったの?」 バス降りると帽子を忘れたのに気づき、走り去ったバスを追いかけたのだ。

モスクワ タクシーバトル どんより雲に覆われて

初めてのモスクワ。ホテルについたの午後6時を回っていた。日の入りは9時過ぎだというのでち…

Gaku Ito
6年前
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歌の世界にまどろんで_貴州トン族を訪ねて

 厦格村(xiage)は山の上にあった。ここでは夕食まで時間がたっぷりある。侗族最大の村であ…

Gaku Ito
4年前
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なんでトランプに投票したの?ロスで直接聞いてみた。

「今日はダウンタウンに行かないでよかったですよ。トランプ反対デモでハイウェイが封鎖された…

Gaku Ito
7年前
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神に捧げたブルーカシミヤ

マフラーをなくした。 ブルーにグレーの細いストライプが入ったカシミヤだった。長年使って…

Gaku Ito
4年前
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ベンガルの空に消えかけて

その日はナイトフライトだった。ドバイを飛び立ち、バングラデシュの首都ダッカに朝8時半に着…

Gaku Ito
3年前
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