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過去の栄光への執着、もう一度「プロサッカー選手」を目指した理由の1つ

「元カレを断ち切れない」「あの一言を今も忘れられず、恨んでいる」「昔の夢を捨てきれない」……。本当は私、どうしたかったんだっけ? あなたを困らせる≪執着≫の正体を解明し、その≪執着≫を手放す方法を、大人気カウンセラーがやさしく丁寧に教える。

執着こそ、凝り固まった癖を作る要因で自身の成長を止めたり、人間関係で苦労したり「生きづらく」してしまう。「幸せ」を追求するためには執着に気づく、手放すことが必要になる。

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ある芸人さんで、かつてプロボクシングでランキング1位だった人がいます。この人が、ある取材でこんなことを話していました。 「1位になれたとき、自分はこう思たんですわ。『俺はこのままだと、ずっとボクシングを引きずって生きてまう』。それで、まったく違う世界に行こう思たんです」  それでプロボクシングを引退し、芸人の世界に飛び込んだそうです。心理学的に見て、この選択はかなり心がタフでないとできることではありません。 なぜなら、人は過去の成功体験をなかなか手放せないからです。   過去の成功体験で得た栄光のことを、心理学では「モニュメント」(記念碑)と呼びます。その成功が華々しいほどモニュメントは大きく、その後の人生を縛られてしまう

過去への執着-モニュメント(過去への栄光)と仮定法
引用文

このモニュメントに縛られることは、多くのスポーツ選手に言えると思うし、僕もそうかも。「過去の実績」に執着し、もっとできるし、そうでなきゃダメだ。過去と今を比べてしまう。

良くも悪くもこれが結果があるスポーツの世界では当たり前に感じてしまう感情と思考だと思う。ただ、「じゃなきゃダメだ」「こうあるべきだ」と決めつけてしまうと「執着」になっていってしまう。これはモチベーションには繋がりにくいし、パフォーマンス低下にもつながる。


少し前の僕の話

本当は「プロサッカー選手」を引退しようと思った。それは上記のプロボクサーの方と考えが似ていて、サッカーを引きづって人生を送りそうだったから。常に結果に執着してしまう、勝ち負け、出来た出来ないに常に意識してしまうクセ、それが私生活に出てしまう。このまま続けていても、いつまでたっても満足もしないし、サッカーを楽しむことを忘れてしまいそうだったから。生活全てがかかっているプロから退こうと思っていた。

色んな経験から「執着」に気づけて、手放すまではいってないにしても寄り添いながらサッカーを楽しむことが出来ている。執着と向き合うことで世界が広がる、見えていなかった「感謝」が生まれた。あのまま引退していたら多分ずっと後悔(執着)が残ったまま。

僕がまた海外でプロの道でやろうと思ったのは「自分と向き合う」ため。執着にとらわれている自分に思いやりを持つこと、時には許すこと。それが理由の1つです。

president cup入場シーン

【川畑悠吾】海外サッカー選手
1994年生まれ(27歳)/東京都出身/海外プロサッカー選手/メンタルアドバイザー資格保持/全米ヨガアライアンス(RYT200)保持/サッカーをメンタルやヨガ哲学から考える『哲学とサッカー』無料マガジン公開中

【Notoを書く理由】
僕自身が学んだ事や経験をより自分のものにするためのツールとしてnoteを使って発信。僕を含めたすべての人が元気になったり、幸せになれば嬉しいです。

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