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メンタルゲームへようこそ(前編)


メンタルスポーツ

ゴルフはよくメンタルスポーツと言われます。全くその通りだと思ってます。ゴルフに限らずですが、トップどころで活躍するにはフィジカル(体)テクニック(技)が高い状態というのが大前提ですが、所謂アマチュアゴルファーの話だと100を切る、シングルプレーヤーになるというところまでは、正直恵まれた身体能力や突出した技術よりも、ゴルフのラウンド中のメンタルコンディショニング、マインドセットの方がはるかに重要でしょう。

心技体、体技心

よく心技体といった言葉が使われますが、スポーツ、格闘技、はたまたチェスや将棋のような勝負事すべてに共通して、重要な三要素でしょう。どの世界にもこの3つを軽視してトップレベルに上り詰めた人はいないと思います。

ゴルフ界では、ジャンボ尾崎、青木功の両名は「体技心」の順番で考えるべきと語っていました。レジェンド達のとても深く重い言葉です。体力があるから、鍛錬ができそして技術が磨かれ、その2つの要素が精神面を支え充実させる。

たしかに自分なんかも、少し背中が痛いだの体調が悪いだのとかで、気持ち的に弱くなってしまうことがあります。人それぞれ軸になる要素は違うかもしれませんが、3要素が連動していることは、間違いないでしょう。

メンタルトレーニング不要論者

ただ以前身近に、メンタルトレーニングが不要と言い張る人物がいました。その人との話が、メンタルトレーニングの重要性を再確認する出来事になったので、紹介します。

彼は自身のYouTubeチャンネルを持っており、某ゴルフ専門チャンネルにも出演している人で、理論派で独特な視点でレッスンをされている方です。

データの解析等については、理路整然と説明が出来る優秀な方でした。何度か一緒にプレーしたことがありますが、練習ではまぁ80は打たないかという実力だったと思います。

PGAティーチングプロテストを受験した彼は1度目の受験では90すら切られず、2度目の受験でも90をかろうじて切ったという結果に終わりました。断っておきますが、僕は挑戦した事は賞賛しているし、また何度でもトライするべきだと思います。

その方のテストが終わってからしばらくして、ゴルフにメンタルトレーニングは必要かどうかを2人で議論する機会がありました。僕は自分はメンタル面の弱さと稚拙さで、幾度も悔しい思いや悲しい思いを試合でして、IMGにいるときに毎週受けてたメンタルコンディショニングのトレーニングは、今でも役に立っていると思ってます。したがって僕はメンタルトレーニングは必ず取り入れるべきだし、今後も勉強していきたいという意見です。

対する彼の意見を簡潔にまとめると
「脳みそで起こってることは、まだ解明されて無い部分が多い」
「それよりは技術、データで対策を立てる方が有益」
故にメンタルトレーニングが必要だとは思えない。

じゃあなんで、試合でそんなにひどい成績が出ちゃうの?
あとそれだと90くらいのスコアで回る技術の人がプ○メンレッスン出てるの?って言われちゃうじゃんと言いかけましたが、さすがにかわいそうなのでやめました。

人生もゴルフも時には、意図的に芯を外すショット(発言)が必要なようで、、、

少し個人的な感情が溢れ出してしましました。。。だだ指導者、アスリートとしては結果を受け止めて、前を向いて改善策と対策を練らなければなりません。

彼の場合、場数がたりてなく(試合慣れ)、普段通りの実力を出せなかったのでしょう。そんなの他のどんなスポーツでも同じ事が起こるし、本番に強い弱いっていうのはよく言われることです。

僕が思うメンタルトレーニングの第一歩は、認めたくない自分の弱さを認め、どのように改善強化していくのか考え向き合う。そこから始まると思います。大人になって真剣に自分の内面の弱さと向き合うのは不快なのです。

もちろん、これは自分自身や他のどんな人にも当てはまる事なので、彼の話は自分にも置き換えて考えなければなりません。

前編はこんなところで(^^)

次回はこの続きで「セルフハンディキャッピング」について書きます。


ゆうが


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