yuhi
春、日向みながら聴いて、私を私の知らない街走らせて
いっぽんの太い大きい柊を切り落とすことのようなさみしさ
いつも恋してしまう午後、状況は関係なくて高校生の
手遊びで缶の上に置いた花瓶を翌朝眺めて現実か、って
なにかしら病気をすると電話してきてくれるマイサラリー戦士
早く良くなりますように、こんなにも祈れる人と別々の帰路
東西線高田馬場にて突然に始まるParis Collection参勤交代 青森に行くのはベトナム行くぐらい未知をしていてのたれ死ぬかも ふわふわの犬の毛光る雨の夜 私、本当はどこにいるのか 仰々しい音を立ててうごめく。 ビル、光る。 あの頃は唯わくわくして、きらきらした景色だったのに。 網戸越しに見ている。私には、自分の地面を作れない。自分の目の前の全て、何も作れない。 考えて?東京の夜にきらめくは急ぐ自転車数多なるゴミ 真っ黒な夜空を見ながら、どこかにある記憶の中
たまたまニュータウン 街も恋してる ピンク、オレンジ、きみとチュー、初秋
未だ少しあたたかい紙折り曲げてメモと化す指触れる北極
おいくつですか? はい、そしたら、どちらから? ここ、頭脳線が分かれているので頭を切り替えられる、器用なところがあります。 濡れてますね、汗ですか。(ティッシュを取り出して拭かれる)ちょっと見ずらいのでねー。 文章力がありますね、 あとはここに、線がある、これは玉の輿線ですね。まあもしかしたら、、もう過ぎちゃってるかもしれないですけどね。彼氏さんとはどのくらいですか? うーん、そしたら。 あと、人の気持ちがまあまあわかりますね。 自由奔放ですね、飽きっぽいところがありま
東西線高田馬場にて突然に始まるParis Collection参勤交代
毎休日¥5,000ぐらい使っちゃう 衣食住知集考休愛
月またぎ、社会が私を立たせても 顎のニキビは治らないまま
君がこの駅で「TASAKI」と呟いたこと。忘れられない、忘れない
舞い上がる落ち葉は後追うブライダルカーの如くも君は居なくて
落ちているイチョウ全てを押し花にしたい、このまま、貴方の季節 この秋が最後というのに部屋の前 青い木を金木犀と知る 「恋人と別れる時がわたしにも来るのだとしてそれが死であれ」 舞い上がる落ち葉は後追うブライダルカーの如くも君は居なくて