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【感想】パラノマサイト FILE23 本所七不思議

去年の話ですが、パラノマサイト FILE23 本所七不思議、をクリアしました。
とても面白いゲームでした。話が面白く、ゲームでないと出来ない展開が待っています。

■どんなゲーム?
複数キャラクターの視点で同時進行するADVで、既に通ったチャートであれば時系列を遡ってストーリーを選択することが出来ます。進め方としては2008年にセガから発売された「428-閉鎖された渋谷で-」、に似ています。428はサウンドノベルですが、こちらは会話形式のADVです。正確には、会話に加えて360度視点のシーンビューで物語のヒントを探す要素があります。
舞台は昭和後期の墨田区で、墨田区に実際に伝わる本所七不思議(ほんじょななふしぎ)という怪談を基に、《呪詛珠》や《蘇りの秘術》といった設定を加えたホラーミステリーが展開されます。

■呪詛珠による、蘇りの秘術をかけたデスゲームが展開される…?と思いきや…
表向きな話としては、《呪詛珠》による呪詛で人を呪い殺す力を得た呪主(かしりぬし)と呼ばれる人たちの戦いです。彼ら彼女らは、同じ力を持つ他の呪主を呪い殺し、滓魂(さいこん)と呼ばれる魂の欠片を集めることで発動する《蘇りの秘術》を求めて立ち回ることになります。
そして、壮絶なデスゲームが展開される…と思いきや、そう簡単な話ではありませんでした。どんな展開になるかはプレイしてみるべきですが、ホラーミステリーADVというジャンルを名乗るだけあり、しっかりと伏線や謎が張り巡らされる展開になります。

■ゲームでしか出来ない展開
話や展開、登場人物が良いだけではなく、ゲームでしか出来ない展開があります。プレイする際は、ぜひ最後までやって欲しいです。

■色々と受賞している
さりげなく話題にはなっているこのゲームですが、昨年2023年の日本ゲーム大賞2023で、優秀賞を受賞しています。
その他にも、電ファミニコゲーマーが実施した「推したいゲーム大賞2023」で1位になったり、ファミ通App編集部が選ぶ「2023年のベストスマホゲーム」で優秀賞を取ったりなど、何かと評価されています。

電ファミニコゲーマーが実施した「推したいゲーム大賞2023」

私としても、キャラクターやストーリー、展開など、とても良かったゲームだったので、評価されるのはとても嬉しいです。


追記(2024/3/17(日))
パラノマサイトが、「ファミ通・電撃ゲームアワード2023」にて「シナリオ部門」「アドベンチャー部門」「ルーキー部門」の3部門で最優秀賞を受賞したようです!


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