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【ニンプニッキ】妊娠中、気持ちの整理に役立ったものたち

2020年12月下旬に第1子出産予定の30代会社員が、初めての妊娠・出産に対して自分の心身がどうなるのかをメモしているものです。
書きためていたものを徐々に公開していくつもり。
※この記事は2020年8月上旬に書いていたものに加筆しています。
※2020年12月下旬、無事に娘を出産しました。

「産む」ことは決めたものの、妊娠を純度120%の勢いで喜べなかったのは、「実際産んだらわたしの生活どうなるの?」「今の年齢や自分の状態で子どもを育てることのデメリットってなに?」みたいなことがよくわからなかったことも大きい気がする。

子供はそりゃーかわいいだろうし、赤ちゃんはふわふわで愛おしかろう。少しずつ成長していく生き物と暮らすのは楽しそうだし(実家がペット不可なマンションでペットを飼えなかったので、”お世話をする”という経験は楽しそうだなと思う)、子どもがいないと体験できない幸せがあるのもわかる。

でも物事には表と裏があるものだし、子どもがいるからこそのイヤなことや子どもがいないほうが良い(善悪ではなく)と思うことだって絶対あるはずじゃん。なのに、それをズバッと言ってくれるものがなかなかないのであるよ。
子どもがいることのデメリットって子どもがいる人だからこそ言えるものだろうから、子どもを授かれなくて悩んでる人もいる中で発信しづらいということなんだろうか…。デリケートな問題なのは百も承知なんだけど、もう少しオープンに議論できないものだろうか。。

そんな気持ちを誰とも分かち合えず、ひとりでもやもや在宅勤務してる日々の中でわたしが救われたものたち。(わたしはとにかく活字を読みたい人間なので書籍類が多めです。)

WEBサイト:wotopi(ウートピ)

妊娠発覚前にネットサーフィンしててたまたま見つけたwotopi(ウートピ)というメディア。サイト自体はずいぶん前にブックマークに入れていたのだけど、この連載の紹介文を見た瞬間、「これはわたしのためにあるのでは?」と思ったほんとに。対談形式だから読みやすいし、海野さんは年齢が近いこともあって多分3周くらい読んだ。
わたしがウートピのメインターゲットど真ん中なこともあると思うけど、働きながら妊活を考えてる人にはオススメだし、美容とかライフスタイルのカテゴリの記事も面白いものがいっぱいあります。

(以下、サイトより)
「編集長、産むことのメリットとデメリットをわかりやすく教えてください」今年で33歳になるワーカホリックなウートピのプロデューサー海野が、ワーママ編集長に詰め寄ったことからスタートしたコラム企画です。

何に救われたかって、鈴木さん(インタビューされる側で、お子さんがいらっしゃる)が、産むか産まないかはトレードオフの問題だ、産むと明らかに手放さなきゃいけないものがあるとハッキリ言ってくれたこと。逆にいうとそれ以上でもそれ以下でもないというか…。そこには上下も優劣もなくて、各々の選択とその結果だけがあるという。

しかし、知らなかった。
バイブルかのように読んでいたこの連載を担当していた海野さんが、その後妊娠して出産して癌になって闘病生活をしていたなんて。
治療法が確立されていない癌な事や、娘ちゃんと離れて暮らす選択をしたことがサラッと書いてあるけれど、こんな風に書けるまでの日々を思うと泣ける。10ヶ月お腹で守ってきた存在と、うまれてすぐに離れなきゃならないなんて。そしてそれを言語化して公開してくれる胆力というか芯の強さが本当にすごい。わたしきっと海野さんの書くものをこれからもずっと追いかけていくと思う。


書籍:わたし、子どもほしいかもしれない

この本は前にもあげたけれど、子どもをもたないことを自ら選択したひとの話は本当に良かったし、犬山さん自身も迷いながらすごしているのがひしひし伝わってくる。「子どもについてそろそろ考えないとなあ」と思っていた頃も何度も読んだし、妊娠が発覚してからも何度も読み返している。いろいろな立場の女の人が出てくるところが好き。

書籍:きみは赤ちゃん

川上未映子さんのエッセイ本。妊娠から産後1年くらいの日々が綴られているのだけど、これはもう…本好きな全妊婦ならびにパートナーのかたにおすすめしたい。出産レポはnoteはじめブログにも山のようにあるし、それにもすごく助けられているのだけど、なんというか小説家という言葉を扱うプロが綴るものはまた別の魅力があって。妊娠期間の絶望的なまでにどうしようもない孤独感とか、子どもへのなんとも言いがたい気持ちとかを書きあらわしてくれているのが嬉しくてありがたくて、何に泣いてるのかわからないけど何度も泣いたし何度も読み返した。(妊婦の情緒不安定さがそうさせたのかもしれないけど)

↑これは単行本のリンクだけど文庫本もあります。わたしは文庫本で買って、産後里帰りしてた実家でも読んだ。

動画:助産師HISAKOさん

12人産んだでおなじみの助産師さん。コロナの影響で病院や区での両親学級は全キャンセル、子持ちの友達にも気軽に会える状態じゃないし、妊娠出産について何もわからないのは夫も同じだし、正直けっこう孤独だった。
ただでさえ妊娠初期の頃は健診も3週間に1回だから病院に行く機会も少ないし、周りに妊娠してる人もいなくて…わからないことがあるというより、何がわからないのかがわからない、この時期に知っておくべきことが何なのかわからないという完全迷子状態。(ちなみにこの迷子状態は産後1ヶ月経過した2021年1月現在も続いている…)

Instagram:竹内文香さん

インスタのマタニティアカウント、買ったものとかエコー写真とかのせてる人がたくさんいるからめちゃくちゃ参考にしています。
竹内さんのインスタは実用的かといえばそうでもないんだけど、守護霊とか前世とかスピリチュアルなものに抵抗がない方にオススメしたい。竹内さんの長女ちゃんは胎内記憶があって、それを竹内さんにお話してくれるのだけど、その内容が普通に面白い。わたしが知ってる胎内記憶のレベルを超えていて、もはやお空の世界の広報担当。(長女ちゃんもそんなようなこと言ってた)

特に妊活もせず予想外のタイミングで子どもができた我ら夫婦は、「お空で転んですべり台に落ちたのでは」「行こうと思ってたすべり台と違うのに気づかず滑っちゃったのかも」と話題になっています。笑 いつか胎内記憶を話してくれるといいなあ。

書籍化もされてます!(買った)

書籍:365日アカチャン満喫生活

倉田けいさんは以前からTwitterの絵日記を見ていたのですが、書籍化されているのは出産後に知りました。Amazonの試し読みの内容があまりに良くて…授乳中に片手で読めるかなと思ってKindle版を購入したら随所で泣いてしまい、左手に娘、右手にiPhone、それに加えて溢れ出る涙と鼻水で手が足りなくなりました。笑

初期のエコー@妊婦健診で感じた「これ人か…?」から「マジで人間じゃん…!?」がものすごく的確にマンガで表現されていて笑ったし、そこから時系列で息子くんが1歳になるまでのエピソードがあるので「これからこんなことがあるのか〜」みたいに読めるし、きっと何度も読み返すと思う。


SNSでは同じような悩みを持ってる人がたくさんいるし、買おうか悩んでるものはレビューがたくさんあるし、無料で読めるメディアもたくさんあるし、本は注文したら翌日に届くしなんなら携帯で読めるし、便利な時代だなあ…。コロナ禍で不便なことも多い時代だけど、スマホがある時代に妊婦になれたことは本当に良かったなと思う。

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