ネットによって現実が多様化している
最近ふと思った事があるのだが。
インターネットの普及やユーチューバーの台頭によって個人の時代の到来をひしひしと感じる昨今、今やネット1つで大金を稼ぐ人達が多く活躍している。youtubeもそうだが、ブログや、投げ銭のあるライブ配信アプリなどそのツールが最近は色々ある。
人々がそれぞれに様々なネット上のコミュニティを持ち、その中でのインフルエンサーみたいな人達が沢山いる時代なんだなあと思う。
こないだあるロシア人にあったけど、普通の人かと思ったらめちゃくちゃ有名なユーチューバーで、ロシア語圏でとても人気がある人だった。もうテレビとか映画とか雑誌のメディアだけで見るような女優やアイドルやモデルだけがトレンドを発信したり注目を浴びる時代は終わりつつあるんだなあと思った。
そんで最近から私がやっているユニットは、某イチナナ というライブ配信アプリで、このアプリの 認証ライバーというものをやっている。アプリ公式のライバーとして登録してから1ヶ月くらい経つのだが全然配信を見てもらえない。
もはや正直配信が辛い、路上ライブをする気持ちでやってみようと思ったが全然釣れない日の釣りみたいな気分になる。あぁ!もう釣り餌が無くなるのになにも釣れない!どうやったら釣れるんだろう!みたいな気分。釣りに例えてしまって申し訳ないが正直見てもらえなすぎてそんな気分になっている。
認証ライバーとして全く鳴かず飛ばずの日々を過ごしているのだが、だいたい いつもリハーサルがてら、または、実際のライブ中に動画を配信している。
そんな折につい先日もライブ中に配信していたのだが、その日も全く誰にも見てもらえなくて、配信中の誰も視聴者がいない状態のスマホ画面を見て心が折れていた。
しかし画面から目を離し気がついたのだがその日はお客さんも大入りでライブハウスは踊りくるう人々で大盛況だったのだ。(私はキーボーディストなのでこういうことをしていて客席に気がついていなくてもバレない)
その時にふと思ったのが(至極当たり前の話ですが)、インターネットによって、現実が多様化しているな、ということ。
現に私はネット上のライブ配信で誰も視聴者が来なかったので、その配信アプリ上の人達からしたら全然人気のないライバーみたいなことになるけど、実際ライブハウスはお客さんいっぱいで、そこのお客さんからしたら、今日のライブ楽しかったね!お客さんもいっぱいでよかったね、となるし、あわよくば人気のあるライブハウスなんだね、と思う人もいる。
インターネットがなかった時代は、ある程度みんなの共通認識みたいなものがあって、テレビに出ている人がみんなにとっての有名人みたいな節があったんじゃないかなと思うけど、(もちろんある程度その筋の有名人みたいのはいるけど)
今は色んなコミュニティにそれぞれいろんな有名人がいて、そのコミュニティを外れると全然知られていないみたいな人がすごくたくさんいる世の中だなあと思う。
それによって、ある人にとっての1つの現実が構築され、客観視すると多面的な現実が出来上がる世界になっている。私がやっている配信アプリのトップのライバーはそのコミュニティの人にとっては人気のある凄いライバーだけど、いったんそこを外れると、そのコミュニティに属さない人たちからは無名の普通の人になってしまうかもしれないし。最近会ったロシア人もそんな感じ。
昔からコミュニティはある程度あってその中でのインフルエンサーは勿論いたけれども、ネット上の話になるとその数が膨大すぎる、だからこれからは個人の時代だと言われているんだろうなあ。今は共通認識とかあって無いような感じだし、色んな人がいすぎて。
オンラインサロンとか流行ってるしね、私は流行遅れなのであんまりわかりません。なんか結局書いてみたらやっぱりめちゃくちゃ当たり前のことをただ書いただけになってしまった、でも配信しててうわ〜誰も来ねえと思っていた時にふと周りを見るとお客さんが沢山で、自分は何をやっているんだろうとすこしバカバカしく思いました。ほんとに、世界が多様化していて面白いと感じる今日この頃です。
ライブ配信誰も来ないんでよかったら誰かみてください。
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