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ホームスクーラーとパジャマについての話し合い

前回、夏休みに入った我が家のホームスクーラーたち(の一部)が、朝から夜までパジャマで過ごしている、ということをお伝えしました。
(前回 ホームスクーラーの夏休みとパジャマ

今回は、そのことについて、子どもたちと何を話したのかについてご紹介します。

パジャマに対するスタンスを整理

まず、私の基本的なスタンスは次の2点です。
・パジャマで過ごしても、死ぬわけじゃあない
・自分も終日パジャマをしたことがあるので、なにか言える立場にない

これを踏まえて、子どもたちに前提条件を伝えます。
パジャマで過ごすかどうかは、本来私が口を出すことじゃないんだよね。
ただ、君たちよりも長く生きている分、知識と経験を積み重ねてはいるので、それを踏まえて伝えたことがある。もちろん、聞いたうえでどうするかは自分で決めたらいいよ。

うーむ、こうして書くと、なんて理屈っぽくて前置きの長い母なのでしょう笑
一応この長大な前置きには理由があるのです。
私は、親子という関係性に、
・保護者・被保護者という圧倒的な力関係
・子どもの、親に対する全幅の信頼
これが内包されていると感じています。
そのため、親が子どもに何かを伝える時、よほど注意しなければ(注意しても)、半強制的なメッセージとして受け止められると危惧しているのです。
それをなるべく避けるため、上記の長大な前置きをしてから話し始めるようにしました。

知識の補足と提案

そして、子どもたちに
「今の君たちは成長期なので、しっかり栄養を摂ってある程度太陽光を浴びておいた方が、健康的な体を作ることができる。やりたいことをするためにも、体力のある健康な体のほうが使える時間が長くなるのでいいと思うよ。
「だから、1日1回は外に出ることをオススメしたいんだけど、パジャマのままでいると、いざ出かけようとしたときにめんどくさくなるよね。
だから、朝起きたら服に着替えて気持ちを切り替えると同時に、出かけるまでのハードルを下げておけるからいいんじゃないかな。
と、伝えました。

うん。本筋の説明も長いですね 笑
ですが、命令やお願いではなく、知識の補足や提案という形で伝えると、またパジャマで過ごす姿を見ても「なるほど、今日はパジャマで過ごすことにしたんだな」と納得できるので親の側のストレスになりません。

自分のスタンスをしっかり示した上で、要求ではなく提案をする。
親子のストレス軽減に良いのではないかなと思います。

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「不登校」や「ホームスクーリング」など様々なテーマで連載をしているため、全体をまとめたページを作っています。
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