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小4から不登校で公務員になった話②ゲームしながら考えていたこと

こんにちは、結(ゆい)です。

このnoteでは、長男の不登校をきっかけに、ホームスクーリングという育ち方を選択した我が家のアレコレをお伝えしています。
このシリーズは、不登校を経て社会人になっている私のことを振り返っています。初回からお読みいただけると嬉しいです。
初回 小4から不登校で公務員になった話①「いい子」のエネルギー切れ

今回は、小4で不登校になってから1年間ほどゲームとマンガ漬けで過ごしていた時のことをお伝えします。

仕切り(黄緑葉っぱ)

もともと、ゲームや漫画が大好きだった私は、不登校になってから更にハマっていきます。

朝、遅めの時間に起きて、午前中はだらだらと教育テレビを見たりゲームをしたり。午後はワイドショーをちょっと観て、ゴロゴロして、飽きたらマンガやゲーム。夕食後も、マンガを読みながらやゲームです。

ここで一生分のゲームをしたのではないかと思うくらい、ゲーム漬けです。
きっと、不登校のお子さんを見守る保護者の方は、この過ごし方を読みながら「うちと一緒!」と思われているのではないかと想像します。

朝寝坊とゲーム漬けの理由

学校には行けないのに家で楽しそうにゲームしている子どもをみていると、モヤモヤしますよね。
では、当時の私が何を考えていたか、ご紹介していきます。

朝遅めに起きる
→早起きすると、「起きたのに学校にいけない自分」を責めてしまう。
はしゃぎながら登校している子どもたちの声を聞くのがつらい。

ゲームやマンガ漬け
→脳のリソースをそれらに割くことで、学校にいけない罪悪感や焦りに押しつぶされないようにしている。

ごろごろダラダラ
→「普通の子たちと違うルートに入ってしまった私はちゃんとした大人になれないのではないか」という、先の見えない不安感に襲われて動けない。

もちろん、すべての不登校の子どもが同じように感じているとは限りません。あくまで私個人が感じていた感情ですが、ちょっと立場を変えるとこんなことを考えていたりするんです、というご紹介でした。

両親が認めてくれて救われた

そうして、はたから見ると無為に過ごしているように見える私に対し、両親はあくまでもフラットに接してくれました。

特に、母は私と同じくゲームが好きだったので話が合いました。
日中、時間がたっぷりある私は、攻略本を片手に着々とストーリーを進め、仕事から帰宅した母がプレイする際にアドバイザー役を務めます。
そうすると母は効率的にゲームを進めることができるので、とても感謝されました。

一方、父はまったくゲームをしませんでしたが、私が何時間もゲームに没頭している姿を見て「結さんの集中力はすごいもんだねぇー」と感心してくれました。

不登校中の私は、劣等感や将来への不安をゲームに没頭することで紛らわせていました。
それでもふとしたときに家族から「今、どこまで進んでるの?」と興味を持ってもらったり「すごいがんばりだねぇ」と認められることで、現実の家のなかに居場所を見出すことができたのだと思います。

私が不登校だった時と違い、今はオンラインゲームが発達しています。
現実世界がつらいと感じている子どもにとって、ゲームの刺激やオンラインで生まれた適度な距離感の人間関係は心地よく、ゲーム中毒に繋がっていくケースもあるのため注意しなければならないことは確かです。

ですが、危険だからと取り上げるのではなく、子どもが夢中になっているゲームを一緒に遊んでみたり、「この子はゲームからどんなことを学んでいるのだろう?」と前向きな関心を寄せることで、親子のコミュニケーションツールとして役立つこともあると思います。

仕切り(黄緑葉っぱ)

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今回は、不登校の子どもとゲームについて、私自身が経験を語りました。
次回は、意を決して小6の終盤から登校をし始めたときのことをお伝えします。
↓次回↓


ゲームにのめりこむ子供の心理は、子どもの居場所づくりを30年以上なさっている西野博之さんの講演会でも触れられていました
↓こちら↓


「不登校」や「ホームスクーリング」など様々なテーマで連載をしているため、全体をまとめたページを作っています。
↓こちら↓


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