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Phil Handyから学んだこと2⑧:できなかったら教えるな

こんにちは、萩原雄一(はぎわらゆういち)です。

埼玉県でフルフィレックスというバスケスクールを運営しています。

去年はサンタが来なかった我が家ですが(プレゼントを事前に子どもと買いに行ったため)、今年はサンタが来そうな予感がします。

さて、今日も今年の7月に行ったロサンゼルス・レイカーズのフィル・ハンディ アシスタントコーチの講義内容をご紹介いたします。

私はそこで運営と通訳をしておりました。フィルコーチの側にいた者として学んだことをお届けいたします。

このシリーズは第2部「トレーニング哲学」編です。

この文章は
1)フィルコーチの講義で話された言葉を日本語に訳したもの
2)その言葉を私なりに解釈したもの
3)まとめ
という構成になっています。


If you cannot do it, don’t teach it

こちらのフレーズ。これは非常に重要な意味を持っています。

もしあなたがそれをできないのなら、教えてはいけません。

それは物理的にできないという意味ではありません。

もし私がピアノを誰かに教えようとしたとき、ピアノの弾き方をわからなければ教えることはできません。

メカニックにどうやったらなれるのか教えようとしたときに、どうやったらなれるのか知らなかったら教えることはできません。

したがって、この言葉が何を意味するかというと、あなたが教えていることをよく理解しなさいということです。それは身体的にということではありません。私はもうダンクはできませんが、選手にダンクに行けということはできます。

みなさんに理解していただきたいのは、あなたがどんなことを教えているのか、そしてそれがどのような影響があるのかということです。

映像を見ただけで理解できていますか

いまの世界には情報が本当に多くなっています。

そしてその情報へのアクセスも非常に簡単になっています。

ドリブルの練習方法、オフェンスの戦術、ディフェンスのチーム戦術。非常に多岐に亘って簡単に情報を取ってくることができます。

練習メニューを考えるときにそのような情報を見つけ、そのまま練習メニューとして取り入れてしまうこともあるでしょう。私もありました。

でも、決まってそういう練習メニューはうまくいきませんでした。どこか映像とは違いギクシャクしたり、予想していたような動きにならなかったりします。

それはその練習の意図を汲み取れておらず、何が練習のポイントなのかを理解していなかったからです。その大切なポイントを選手に伝えられず、ただ表面的なメニューだけを伝えてしまっていました。それでは選手の動きの改善やバスケットの理解につながることはありません。

「何を」やるのかではなく、「なぜ」やるのか。

「なぜ」が最初にあって初めて、「なに」をやるかが伝わるようになる。

なぜの部分を言語化できるくらいに教えることを理解する必要があるということを、フィルコーチは伝えてくれました。

まとめ

できないことは教えるな。

それはその動きができるかどうかではなく、その教えていることを深く理解できているのかどうか。そこが一番重要です。


明日は平等に教えようということについての話です。

最後まで読んでくださりありがとうございます。
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