見出し画像

「L.A.Noire」のカーラジオから感じる"良い時代のJazz"

知っている人も多いと思いますが、 
"L.A.Noire" という1947年のロサンゼルスを舞台に、殺人、薬物取引、放火や汚職事件など、ハリウッドの黄金時代に湧くなか、L.Aの地下社会と戦う警察を操作するオープンワールドのゲームがあります。
オープンワールドで事件を推理し、悪を捕まえることが出来る楽しいゲームなのですが、僕個人的に最高なのは、クラッシックカーに乗った際に聴くことができる、ラジオから流れる当時のジャズです。街の風景や人々の服装以上に、このジャズが流れた瞬間に1947年頃の雰囲気が凄くでます。

なぜか分かりませんが、
この年代のジャズに心打たれるんです。

聴いていて、すごく良い時代のジャズというか、
音楽自体が希望に溢れている感じがするというか、何故かそういう風に聴こえてしまうんです。
"ジャズを歌う事が、私の人生で最高の喜び" 
と言っているかのような女性ボーカルの歌声。

音楽に人生をフルベットしているのが
曲を聞いて伝わる。

日々生活の中で、楽しみの選択肢が多くある今と違って、個人の自由や選択肢が少なかった時代に、天職を見つけ、それに人生を丸ごと突っ込んでいる。音楽が、そんな風に聴こえるのです。

このジャズが聴きたいがために、事件現場へ遠回りして行ったり、無線を無視してドライブしたり。運転せずに停車したり。。。

正直、事件なんて解決しなくても良いんです。
だってカーラジオのジャズを聴くことが、このゲームのハイライトの一つなんだから。(あくまで個人の感想です)

ゲーム内のカーラジオのチャンネルは複数あるのですが、今よりもジャズのチャンネルがものすごく多い。

羨ましい時代です。

個人的に、もしタイムスリップ出来るなら
1950年代のアメリカに戻って、ビルエバンスの生ライブを観たいと思っている人間なので、

そんな人間からすると
このゲームの設定が最高です。

ジャズ好きで、
ゲーム好きな方には、
ぜひ「L.A.Noire」をプレイしてもらいたいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?