西川雄一朗

住友電工陸上競技部 / 読書を通じて気づきを発信。文章にすることで自分の考えを整理す…

西川雄一朗

住友電工陸上競技部 / 読書を通じて気づきを発信。文章にすることで自分の考えを整理すること。

最近の記事

少しの希望

スポーツの醍醐味である過程の過ごし方はスポーツそれぞれ、チームそれぞれ、人それぞれ。その過程の過ごし方は人生を変えると思っている。1日でできることは限られているし、1日だけでみたらちっぽけなことしかできないけど、その1日が有意義なものになったら、めちゃくちゃおもしろいものになる。 話を本題に戻す。11月末からアキレス腱を痛めていろんなアプローチをしているが、なかなかよくならない。炎症がおさまり、走り始めるが、良化したり悪化したりの繰り返しで、その場で足踏みをしながらも降下し

    • 長距離選手のトレーニングの伸び代について

       昨日、TWOLAPSストレングスコーチのトシさんから話を受けTwitterのスペースにスピーカーとして参加させていただきました。「十種競技で投擲の練習をしている際、走る時に必要な感覚を見つけた」という話を林田さんがされており、「十種ならそういうことがあるけど、他の走ることだけの種目でやっている人はそういう刺激がないのは難しいよね、」とおっしゃっていました。まさにこれは長距離選手にとって非常に当てはまる問題であると感じました。  目標を達成するためには自分の課題を見つけ克服

      • 上流思考とは

        問題が起こる前に問題を解決する。このままいくと故障をするかもしれない。だから故障をする前になぜ故障しそうなのかを知る。自ら把握する。その把握段階で問題が解決できる能力がないと感じたら知識をつけその能力を補う。また習慣化して起こりうることを防ぐ。習慣化した問題を疑う。修正する。良いものは残す。良くないと感じたものは変えてみる。変えることを試してみる。引き出しが増える。増えた引き出しを時々チェックする。再考する。今はその引き出しを使う時じゃない時また新しい引き出しを作り上げる。今

        • 前期リザルト

          2022の前半シーズンがホクレンディスタンス千歳大会で終了。ここまでの経過は思い通りではなかった。金栗・ GGNのどちらかのレースで日本選手権の参加申込資格記録である13:36.00を突破するべきであったからである。  2021年10月3日の日体大記録会5000mにおいて13:36.48を出したわけだが、この記録は今考えたら再現性がかなり低い記録であった。理由は2つある。1つは直前の練習も質の高い練習ができていたわけではなく、繋いだだけの結果であるから。そしてもう1つはそれま

        少しの希望

          2種類の期待

          人に期待をすること。 これは生きている中で生まれる人間の感情であります。 自分の中で勝手に期待をしてしまってその期待に応えてくれなかったり、はたまた自分に対して期待してくれた人の期待に応えようと必死に努めるけれど、結果的にその期待に応えられなかった時の苦しさ、辛さは皆一度は感じたことがあると思います。 経営者の孤独という本を読むと、この「期待」について書かれてありました。そしてこの期待という言葉を紐解いて、2種類に分別していました。1つ目は、この人ならこうしてくれるだろう

          2種類の期待

          僕の本の読み方

          社会人3年目になりますが、ここまででおそらく70〜80冊程の本を読んできました。まだまだ少ないけど、感想文を書いたり、メモを取ったりしながら読むようにしています。その中で僕自身の本の読み方、どうやって本を読んでいるかについて今日は書いていきたいと思います。 1.目次 本を読み始める前にまず着目するところは目次です。目次を2〜3回読んで、ここがこの本のポイントとなるところなのではないのかという予測をし仮説を立て読み始めます。そしたらその章まで行くのに楽しみになるので、読むペ

          僕の本の読み方

          続ける理由

          村上春樹さんのエッセイを読む中で僕の中で響いた文言がいつもいくつかあるのだが、そのひとつを今回はアウトプットしようと思う。 継続してきたことをやめようとしたときに言い訳を作ろうと思えばいくらでも作れるということ、そしてそれは大型トラックいっぱいほどあるのだという例えは想像しやすかった。それを想像すると人間は愚かな生き物であることを実感した。高校時代、愚かな行動をとる人がいると恩師から愚の骨頂だと練習日誌に書かれていたことを思い出した。(愚の骨頂とは要するにこの上なく愚かなこ

          続ける理由

          春分の日

          24節気春分。昼の長さと夜の長さがほぼ等しくなると言われる春分だが、今朝の日の出の時間は5時44分で、今晩の日の入りの時間は17時54分。昼の方が10分ほど長いみたい。ようやく昼の方が長くなる。これは嬉しい限り。電気での明るさよりも太陽から得た明るさを保てた方が自分としては嬉しい。そして気温も暖かくなるかと思っていたものの意外と冷える日は多い。明日も寒いらしい。このあたりが人間の力ではコントロールできないところなので致し方ないけれど。ただ、工夫はできる。寒いなりの工夫をして故

          啓蟄

          24節気では今日から啓蟄(けいちつ)。春の暖かさを感じて、冬ごもりしていた虫が外に這い出てくるころのことであるそう。「啓」には「ひらく、開放する、(夜が)明ける」などの意味、「蟄」には「冬ごもりのために虫が土の下に隠れる、とじこもる」という意味があるみたい。暖かくなってきていいなー。 旬なものとしては沈丁花。沈丁花の花言葉は、栄光・勝利ということで、これは街で見つけておきたい。

          物事の判断基準

          みなさんにとって物事の判断の基準はなにか。  これに関しては個人差はとても出るような気がする。また時期によって、自分の心身のバランスによって、はたまた環境によって、日々左右されるものでもある。晴れの日にはいい決断ができるのに、雨の日にはいい決断ができない。睡眠がしっかりとれているときはいい決断ができるのに、睡眠不足だといい決断ができない。考えて判断する気力がないという人もいるかもしれない。選択したり決断することは意外と大変。そしてそういう感情や環境に任せているとどうしても自

          物事の判断基準

          来たる春

          今日から3月。先日河津桜を見に行ってきました。桜をこんな時期から見れるとは嬉しいもの。三寒四温の日が当分続くと思うけど、少しずつ暖かくなってきて、スピードも気持ちよく出せるようになればいいなと。2月の振り返りとしてはしっかりとLT強化を中心に練習ができた。読書も天才を殺す凡人やエフォートレス思考、成功者がしている100の習慣などなど。自己研鑽の時間を1日のうちに作る習慣はだいぶ確立できてきてるので、今後も継続したい。 早咲き桜に負けないように少しずつトレーニングの質も高めてい

          考えることと知ること

          最近感じたこととして、考えることと知ることは同じにしてはいけないと思いました。考えることは正直簡単というか考えるだけなら誰でもできるけど、知るとなると他人に説明するレベルにいないといけない。ぼく知ってますそれ!って思っても他人に説明できるレベルじゃなければそれって本当に知ってることになるのだろうか。そう考えると自分は何も知らない人間だということに気づきました。無知な自分を知ること。そして読書を通してその無知が少しでも和らげればと。 「天才を殺す凡人」ではあなたならどうするか?

          考えることと知ること

          日々のチェック

          日記、日誌をつけることについて先日書きましたが、今日は少し具体的なお話をシンプルに。 1日の振り返りで日記・日誌を書くことは良いと言う話でしたが、どんな内容を書けばいいかまでは記していませんでした。作業で日誌を書くときは内省だけになって、あんまりよろしくないのだと知りました。内省のデメリットは自己陶酔になりやすく、心のコントロールが効かなくなることがあるからです。 今読んでいる本には、第三者の批判的な立場になって、「今日の自分はどうだった?今日の過ごし方はどう感じる?何が

          日々のチェック

          日誌をつけること

          今日から12月。にも関わらず、台風一過なのか日中は20度とかなり暖かい1日でした。今週日曜日の日体5000mに向けた最後の刺激入れの練習をそんな天候の下行い、良い調整になりました。 話は本題に。今日のnoteは日誌をつけることについて。大学1年生の頃から自分のために毎日欠かさず日誌をつけていますが、日誌をつけるときに感じたことを書こうと思います。 まず、日誌の字を丁寧に書こうと思う時ほど、「今日考えたこと・感じたこと」がたくさん出てきます。なぜそうなるのか?と考えてみると、日

          日誌をつけること

          アルケミストを読んで

           パウロ・コエーリョさんの「アルケミスト 夢を旅した少年」という本を読みました。この本は羊飼いの少年がエジプトのピラミッドに向けて旅をするお話。ピラミッドまでの長い道のりの中でさまざまな人たちと出会い、そこで人生の知恵を学び、成長し、夢を旅していく。  この話のテーマはまさに「夢に向かって進むこと」である。子どもの頃、皆が夢を持ち、夢に向かって進んでいくけれど、いつの間にかその夢を語ることをやめ、夢を追い続けることをやめる。なぜなら、自分はそれに値しないと感じているか、もしく

          アルケミストを読んで

          人はいつでもリラックスできる

          「自分を休ませる練習」という本を読んだ。 この本を手に取った理由は、自分を休ませるタイミングがいつなのか、そしてどんな方法なのかを知りたかったという単純な理由。 結論、人はいつでもリラックスできるらしい。仕事中であろうが、家事をしている時であろうが、トレーニングをしている時であろうが。 ・中今日本人は休みの日しかリラックスできないと思いがちである。じゃあリラックスするためにどうすればいいのかというと、「中今を意識する」ことが大切らしい。 え、「中今」ってなに。 と思われた方

          人はいつでもリラックスできる