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自分を整える。

顔の輪郭が嫌。
歯医者に行かなきゃ。
肌質を改善しなきゃ。
髪の毛をとぅるとぅる、つやつやにしなきゃ。
美しさは爪にでると言われてるから指先を綺麗にしなきゃ。
痩せてスタイルよくしなきゃ。
とか見た目ばかり努力しようとした。
今も容姿は気になるが、一度置いといてみている。それはほったらかしにしてる訳ではなく、容姿がどうだとか考えすぎないようにしている。

私の部屋はずっと散らかっている。
友人や知り合いはこれを信じないと思う。
「絶対綺麗だよ。」と。このイメージも辛くなっていた。私は自己表現が苦手だ。

部屋の汚れは心の表れというのはぎくりとしたし、その通りだった。
いくら見た目を着飾っても内側からでる未熟さは伝わるし、溢れ出てしまっているのには気づけたからまだ良かった。

そこから動きだすことが必要だった。
変わらない人は動いていないからだと。

なんで自分は変われないのかと嘆き、諦めることを繰り返していた。

頑張っては挫折し振り出しに戻り、大好きな趣味も続かなかった。応援してくれる人に頭があがらない。

私は動き方の順番を間違えているのかもしれない。

好きなことばかり行い、身の周りや真の私自身を整えることから目を背けていた。

そんな時恋をした。何年ぶりかのお祭りのように。騒がしくはなく静かに自然に現れた。

自分を見つめ直す他なかった。自分のいたらぬ所に出会い、身も心も痛い。
でも今この瞬間しか動けないとさえ思った。
今動かなかったらこのままになってしまうと思った。
大好きな韓国語を勉強をしても、やらなきゃいけない何かに、「今はそれじゃない。やってもいいが今じゃない。順番が違う。今やっても身につかないぞ。」と言われてる気もしてくる。

だからこそ自分を整える。身の回りの環境を整える。

正直恋愛どころじゃない。
恋愛が叶わない叶うについての結果は考えないことにしている。

今の私には恋愛本の落とすテクニックとかを使う段階にはなかった。

以前よりはるかにその人に近づかないようにしている自分さえいる。

これ以上不甲斐ない私に気づかないで欲しかった。何も知らないでほしい。
良いところだけを見せるのはもう無理だった。

散らかった部屋を掃除したら、心が軽くなった。
パズルがはまる安心感。

そうか。私はまだこの段階だったんだ。
SNSでは、はるか先まで輝いている人に羨ましくなった。私はそんなに器用じゃなかった。急にそんなにみんなのようにできる訳最初からなかったんだ。やっと自分を受けいれる準備ができそうだ。
1ミリでも動いてみよう。それでいい。今の私はそれで大丈夫。

もしこの先今大切にしている恋愛がうまくいかないとしても、私の身の回りの環境と、私の心が整うことができたのなら。

美味しい温かい手作りのご飯と、
落ち着いたお部屋で自分を励まして。
次は何をしようかわくわくしながら、お気に入りのカップでこだわりのお茶を飲んでいる姿がこの先に現実になっていたとしたら、私はきっともう大丈夫だと思う。涙を流しても自分で癒しをもたらすことができるのかもしれない。まだ始まったばかりだ。

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