心が軽くなる「〜すべき」思考の手放し方。
こんにちは。マルオカユイです。
私たちは1日大体6万回思考しているそうです。
今日何食べようかな、あとで◯◯しなきゃ、あの時こうしとけばよかったかな、など普段いちいち意識しないけれど、勝手に脳が考えていることって思いの外沢山ありますよね。
そしてこの思考のベースは0〜7歳までにインストールされていて、その後はそこでインストールされたデータに基づいてほぼ自動的に思考や行動を起こしているそうです。
そして普段考えていることを自分自身だと多くの人は思い込んでいますが、実は考えていることはこれまでの人生で脳にインストールされてきたことが、自動再生されているだけ。
心理学の分野では自動思考なんて言い方もされています。
そんな「思考」について何十年も意識を向けたことがなかった私でしたが、意識を向けてみると、なんとも自分を苦しめる思考パターンをとっていることがよく分かりました。
今日は、いろんな思考パターンがあるなかで、私の中に根強かったもののひとつ
「〜すべき。」という思考について、お話したいと思います。
「〜すべき」思考とは
この思考が強い人は、頭の中によく
「どうしたらいいやろ」
「どうするのが正解?」
「どうしたらいいか分からん」
というような言葉が出てきます。
自分がこうしたい!という気持ちではなく
どうすべきかという、あたかもどこかに正解があるようなものの選び方をします。
私はその思考が、あまりにナチュラルすぎて、その思考パターンが強いとも思っていませんでした(笑)
こうすべき、こうあるべき、というのは少なからず誰にでもある思考パターンで、別にこれ自体が悪いわけではないのですが
あまりにこれが強くてがんじがらめになってしまうと、ただただ生きづらくなってしまうんですね。
私の場合、白黒思考も強くて、いつも最高を求める傾向があって、それがかけ合わさると
自分に厳しすぎるマンの完成です。
理想に届いていない自分をずっと無意識に否定し、まだいけた、まだいける、理想を満たしていない自分を受け入れられない。
アスリートか何かですか?とつっこみたくなりますよね。
アスリートは自分のやりたいことの最高を目指すわけですが、私の場合は自分が今までの人生でこうあるべきだと思い込んだものの最高を目指すわけで、そのほとんどは、世間に暗黙の了解みたいに蔓延っている「こんな人がすごい像」なんですよ。
「〜すべき」を疑ってみる
で、思考の断捨離をずっとやってきて、こうすべきと思っているものをそれは本当か?という視点で見てみると
本来、私たちに、しなければならないことなんてひとつもないってことに気付きます。
こうあらねばならないという像も、幻だったってことに気付きます。
してもいいし、しなくてもいい。
で、自分はどうしたい?
というのが、私たちが幸せに生きるために必要なスタンスなんだと。
(小学校で教えてくれよぉおおぉおお!!!)
「〜すべき」の根底にあるのは無価値観
「〜すべき」「こうあるべき」の根底には何があるんだろう、と考えてみると
そうでない自分には価値がないという無価値観だったりします。
これは、そもそもの自分には価値がなく、こうすべき、こうあるべきを満たして初めて価値がある。というもの。
これはみんな普段から意識しているものではなく、潜在意識に刷り込まれているものなので気が付きません。
何もしていない自分に耐えられないとか、休むのが苦手とか(これ過去の私なんですが)
こうあるべき、こうするべき。は、しずかーに、あたかも当たり前のように、疑う余地もないくらいナチュラルに、私たちの思考の中に潜んでいます。
「〜すべき」思考の手放し方
ネガティブな感情になったときに、思考を書き出してみる、というのを習慣づけると、自分の中にあるこうすべき、こうあるべきを見つけやすいです。
特に、人に対して、イラッとしたりムカついたり、ナチュラルに見下したりしているときは、チャンスです。
例えば、サボってる人に無性に腹が立つ!という人は、サボってはいけない!手を抜いてはいけない!という観念があるということですよね。
イラッとしたりムカついたりするときは、自分はこんなにやってるのに!お前もやれよ!
こうするのが当たり前じゃない?なんでこの人やってないんやろ?おかしい!
普通こうじゃない?おかしくない?
という思考が働いていることが多いので
自分を我慢させていないか、自分を何かの枠に閉じ込めていないか、を確認できる良いチャンスだということです。
これは良くてこれは悪いというジャッジは、結局自分を苦しめるんだな、と学びました。
ネガティブな感情になったときに紙に思考を書き出してみる他にも
私と同じように、べき思考が強くて生きづらさを感じている人は、やってもいいよリスト、やらなくてもいいよリストを作ることをおすすめしたいです。
許可リストとも言えますね!
べき思考が強いと、自分の気持ちは置き去りにして、本当はこうしたいのに我慢したり、こうしたくないのに無理してやっていたり、ということが沢山あります。
そんな自分に、やってもいいし、やらなくてもいいという許可を出すリストです。
今まで、こうしなきゃ!とよく頑張ってきた(我慢してきた)自分を労いながら
今まで我慢したり枠に合わせようとしていたものを、してもいいよ、しなくてもいいよと言ってみる。
別にやってもいいし、やらなくてもいい。という選択の自由が私たちにはあるということが分かると
めちゃくちゃ胸の辺りがスッとなるから、試してみてね。
ちなみに私が過去に書いていたものを、参考に紹介しますね。
ウッてなる部分は、あなたの中に、何かあるサインなので、自分の感覚を感じてみてください。
嫌な仕事はしなくていいよ
人のこと嫌ってもいいよ
許せなくていいよ
好きなもの好きなように食べていいよ
怒っていいよ
イライラしていいよ
落ち込んでもいいよ
不安になってもいいよ
お金稼がなくてもいいよ
無視してもいいよ
断ってもいいよ
休んでもいいよ
ゴロゴロしてもいいよ
YouTube見てもいいよ
お金使ってもいいよ
お金使わなくてもいいよ
人の期待に応えなくてもいいよ
笑わなくてもいいよ
愛想悪くてもいいよ
性格悪くてもいいよ
ケチでもいいよ
気前よくしてもいいよ
旅行行ってもいいよ
贅沢してもいいよ
節約してもいいよ
怖くてもいいよ
動けなくてもいいよ
勇気が出なくてもいいよ
実家暮らしでもいいよ
結婚してもいいよ
結婚しなくてもいいよ
言ってもいいよ
言わなくてもいいよ
泣いてもいいよ
笑ってもいいよ
どれだけ寝てもいいよ
何時に寝てもいいよ
断ってもいいよ
豪邸に住んでもいいよ
ブランド品持ってもいいよ
質素倹約してもいいよ
キレてもいいよ
沢山お金貰ってもいいよ
遊んで暮らしてもいいよ
仕事してもいいよ
人と縁をきってもいいよ
挨拶してもいいよ
挨拶しなくてもいいよ
自慢してもいいよ
楽してもいいよ
甘えてもいいよ
依存してもいいよ
文句言ってもいいよ
お金のために仕事してもいいよ
いい顔してもいいよ
価値観を主張してもいいよ
空気読んでもいいよ
空気読まなくてもいいよ
お金お金って言ってもいいよ
ワイワイしてもいいよ
静かにしててもいいよ
養ってもらってもいいよ
まとめ
実際にやるかやらないかはさておき、どちらを選んでもいいよ。という許可を出すことが大事。
この許可リストは、端的に言うと、ALL OK!と自分に言い聞かせる練習で、繰り返していくと脳にインストールされていくので、よかったらやってみてください。
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