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僕と私と、ワタシとボクと。

クールだと感じる。マレーシアに来て1週間。東南アジアの優等生!豊かになろうとしているここでは、以前の人懐っこい人々は姿を消し、都会特有のプライベート重視、クールでニヒルな味わいが拡がっている。

私が女性ホルモンを摂取していたのは、もう10年も前のことになる。初めはインターネットで海外輸入品を手に入れていたし、やがてはそういった人達をあつかう病院で処方してもらっていた。

私は、「LGBTなんて大袈裟ではなくて男だって女らしさを持つべきだ!」なんて言っていたけれど、実はかなりLGBTに近いのだと思う。

小さい頃から、男の子のやっていることなんてバカげている!と思っていたし、意味が分からなかった。そう、今でこそ男の気持ちが少しずつ分かるようになったけれど、当時は男の存在意義すら分からなかった。

私は、思春期の頃から結婚なんて考えもしなかったし、子供だけがどうしても欲しかった。意味なんてない。男にだって、子供が産みたい人はいるし、産めなくても子供がなんとしても欲しい人がいる。

私が、女性ホルモンを摂取した期間は、ちょうど3年で終わった。小学生の頃からメンタルの病院に行くはめになっていたし、その後もパニック障害やら自律神経やら不眠症やら鬱病やらで、もう25年間も薬漬けのような日々を送っていた。

女性ホルモンは、人によってはかなりメンタルに来ると思う。私は、パニック発作と鬱病で頭がおかしくなる寸前のところで、女性ホルモンを止める決意をした。

誰かが、こんなことを言っていた。女性ホルモンの摂取を止めると、その反動で急激に男性化すると…。なんて残酷な言葉だろう。そんなことはない!と、少なくとも体験者の私はここで釘を刺しておきたい!

ともわれ、私は幸せだったと思う。たとえ、3年でもそういった気分だけでも味わうことができた。血液検査で、通常の女性ホルモンの数値が出ていることを聞かされたときは、生涯でなにより満たされたときであったことを今でも忘れない。

そういったわけで、私が「男だって女らしくあってもいい!」と述べているのは、かなり私個人の思いであり、自然に女のように生きることのできない嫉妬であることを私はちゃんと認識しているつもりだ。

でも私は、大なり小なり、男のなかにも女らしさを求めているのも知っている。男は、キレイな女が好きだけれど、それは何故?本当は誰にそれを求めているの?

ベンツに乗った金持ちがいるとする。貧困層ならば、大なり小なり嫉妬する。でも、どうして嫉妬するの?

男が半円だとして、女がもう片方の半円だとする。片方の半円をしっかり描かなければならない。けれど、いつまでも半円でいいの?満月を目指さなくていいの?

私たちは、きっと、半円ずつを学び、それを輝かせ、最終的には美しく見事な満月にいたるのだと思う。

フェミニスト運動を主導した女は、男に嫉妬し、男の権利や言動を自分のものにしたかったのだと思う。そう、彼女たちの心は、かなり男的だったものと理解できる。

例えば、私の経験から、男性ホルモンの感想を述べておきたい。男性ホルモンは、まぎれもなく強烈な「麻薬」です。女の性的なものをイメージするだけで異様に興奮します。

女性ホルモンがより緩やかでソフトなのに対して、男性ホルモンの場合は劇薬なのです。これはもう、遺伝を残すために生物に仕掛けられたトラップなので、これを跳ね返すだけの力が男にないこともよく理解できます。

でも、男は少なくとも、実験室のネズミと変わらないことは知っておいたほうが良いように思います。劇薬の刺激の連続によって、100歳になる男ですら、性的機能はもはや完全に失われているというのに、強烈な電気刺激の繰り返しによって、女とみれば脳が興奮するように矯正させられたのです。

ホルモンの力だけでも、これだけ違うのです。言い換えれば、私の知っている範囲だけでも、男女の違いはかなりあると感じます。

もしあなたが、男性ホルモンの罠から性的にも脳のうえでも解放されたならば、「自分はなんてバカなことをしていたのか」と失笑するでしょう。それは遺伝子が敷いた罠なので、客観視できる第三者がいるとすれば、鼻で笑うしかないのです。

ただ、私たちは、おもいっきり生物ですし、それをしないで何をするのか!ということになります。男は、これらの力には無力です。LGBTだって性欲の対象が異なるだけです。

こうした力には逆らえませんが、逆らえなくても、男性ホルモンは劇的な麻薬であって、それが大局的にみれば異常な状態であることは知っでいても損はないと思います。

私からの、余計なプチ情報でした。

常識を疑え♪ これは、物を書くうえで基本的な姿勢だと思います。私達の誰一人として、「洗脳されていない人」など存在しないからです。赤色のインクのなかに漬けれれた紙は赤くなります。地球に住む私達も、その影響から逃れることはできません。大事なのは洗脳されていることを知っていることです。