ネクライトーキー

ネクライトーキーのライブへ行った。ゴーゴートーキーズ2023秋!

なんてかっこいいんだろう、といつも思う。脳みそが痺れた。2019年、聴いたばかりの頃は、ポップな音ともっさの声も相まって可愛さが目立つバンドだなと思っていたけれど、色んな音が鳴りながら一つも邪魔せず、聴けば聴くほど重厚でかっこいい。もっさの声も可愛いだけじゃなくなって、鋭くなっていてかっこよかった。

鬱屈した感情をポップな音に乗せるバンドが好きだ。ネガティブを無理矢理ポジティブにする所謂応援系でもなく、ネガティブを蹴散らすわけでもなく、ネガティブをネガティブなままポップな音に乗せる。だって人生は地続きだもんな、と腑に落ちる。やっぱりそうして生きていたいよ。前っていうか斜め前をカニ歩きする感じで。憂鬱を横目に自らだけを信じて進む感じが好きだ。

もしも高校生の頃に出会っていたら学校の帰り道に「だけじゃないBABY」を聴いていたはずなんだ。「多感な頃に出会いたかった!」とタイムマシンに乗りたくなるバンドはなかなかいない。

朝日さんのギターも藤田さんのベースもカズマタケイさんのドラムも中村さんのキーボードももっさの声も其々が個性的なのにピッタリ合っている。
あっという間の二時間だった。

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