嫌いな科目

運動、好きかもしれない。と言った時、大抵の友人は納得してくれるし、なんなら、そもそも運動が得意というレッテルすら貼ってくれているかもしれない。おそらく、いちばんびっくりして、いいリアクションをくれるのは昔の自分だろう。

小学生〜高校生の間、私は体育が嫌いだった。

ただ私の周りには体育スキ!!って人ばっかりだったし、そもそも子供は体育が好きなものだという固定概念だったり、体育嫌いな人=暗い人みたいなイメージだったりがあって、表向きに体育が嫌いとは言い出せなかった。
だから正直、体育の時間が近づいてくるのが憂鬱だったし、友人との体育楽しみだねトークも心底憂鬱だった、楽しみなフリをしていた。

なんでこんなに体育が嫌いだったのか。
私はその解を「運動神経が悪いから」と決めつけていた。上手に走れないし、上手にレシーブできないから、だから楽しくないんだ。全て私のせいなんだ、と。

大人になって、ジムにいったり、ボルダリングをしたり、サイクリングをしたり、ボウリングをしたり、バッティングセンターに行ったり、いろいろな運動に触れる機会ができた。そうして気づいたことがある。上手ければ楽しいってわけじゃない。下手でも楽しい。サイクリングイベントに参加しても上り坂になると途端にブレーキがかかってしまってうまく登れない。それでもゆっくりゆっくり登って、ようやっと上り坂の終わりが見えて、先に登った友人がまっててくれている。上手い下手じゃなくて、自分の力で進んでいくことってすごく楽しいなって気付かされた。

当時のわたしは周りの声に耳を傾けすぎて、上手くないと迷惑をかけてしまうとがんじがらめになって、苦しんで、運動を楽しむ気持ちは毛頭なかった。どこか窮屈な気持ちで体育に参加していた。すごくもったいないことをした。上手い下手にとらわれずに、ただただ動くことを楽しめればよかったんだな。

そんなことを考えた、土曜日でした。サイクリングイベントで50km走ってそこからボルダリングに行くっていうハードワークな1日でした。めちゃんこ楽しかった。

おかげでnote つくりながら寝落ちして、毎日更新のがして若干ブルーです。

#毎日更新 #毎日note #日記 #体育

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