ゆいぽん

はじめまして❗️介護の仕事をしていて、お年寄りの生きざま、名言(迷言)を、ここに書いてみ…

ゆいぽん

はじめまして❗️介護の仕事をしていて、お年寄りの生きざま、名言(迷言)を、ここに書いてみたいなと思い登録しました。

最近の記事

老後の会話は、認定調査の結果報告

10年前に、訪問介護の仕事で、掃除の生活援助で、訪問したおばあちゃんの家の話。そのおばあちゃんは、要支援2の人だった。 その前に、要支援の人とは、どんな状態かと言うと ・要支援1とは? 日常生活は、一人で生活出来るけど、部分的に介助が必要な人。 家事も、基本一人で出来るけど、部分的な見守りや手助けが必要となってくる。 トイレ・食事は一人で出来る。 ・要支援2 日常生活は、一人で生活出来るけど、全体的に介助が必要な人。 家事は、全体的に見守り・手助けが必要となってくる人。

    • 優しさが、自分の心を救う

      「人に優しくすることで、自分の心が救われる」 これは、NHKで孤独死をした人の部屋の掃除をする遺体整理人の小島美羽さんの言っていた言葉だった。 介護の仕事も、どっちかといえば人に優しくする仕事。 当時、訪問先に認知症がひどく、時間の感覚が、現在ではなく過去を生きているおばあちゃんがいた。 子供は、もうとっくに成人なのに、いつまでも、「私の子供が学校からかえってこないの!」とか 旦那さんは、何年も前に亡くなっているのに、「お父さんが帰ってこないの!」といつも訴えていた。

      • 不機嫌なお年寄りにかけると喜ぶ言葉②

        サービス高齢者住宅で働いていた時のこと。 精神的不安定なおばあちゃんがいた。 顔つきは、風神雷神のような、いかつい顔つき。 用事があると、ナースコールを鬼のように連打する。 職員いわく、「甘やかすと、図に乗る」そんなおばあちゃんとのこと。 どこか、近寄りがたい雰囲気を醸し出している このおばあちゃんも、不機嫌な時が多い。 オムツ交換の時に、「あんたが昨日、おむつ交換したら、朝、おしっこが漏れてた!気をつけてよ!」と怒られた。 ちなみに、このおばあちゃんが言う、昨日のオム

        • 不機嫌なお年寄りにかけると喜ぶ言葉①

          ヘルパーの顔を見るなり、不機嫌になるおじいちゃん、おばあちゃんに遭遇する。 私の働いているところは、定期巡回・随時対応型訪問介護看護もしている。 これを利用している人は、安否確認のためだけに、訪問することがある。 その安否確認は、バイタル測定か口頭で、「元気ですか?」と聞いて、 問題がなかったら、スマホに「問題なし」と打ち込んで、すぐに帰る。 このスマホは、家族も見られるので、遠く離れている家族が 「あっ、おばあちゃん、元気にしているのね~」と確認するもの。 これだけで

        老後の会話は、認定調査の結果報告

          玄関の置物には、ドラマがある。

          ホームヘルパーをしてると、玄関は絶対さけては通れない場所。 そして、靴を脱ぐときに、靴の棚に目をやると、必ず縁起物が飾っている。 そして、この縁起物に触ると、幸せになれるかな・・・と思ってしまう。 つい、触りたくなる衝動にかられる(*´ω`*) つい、触りたくなる謎のパワーストーン 「触らしてください」とは、言えないけど、「この石、綺麗ですね(*´▽`*)」と言うと、 「価値はわからないけど、縁起が良さそうだから」とか、「母親が若い頃に買って気づいたらあった」とか、み

          玄関の置物には、ドラマがある。

          介護施設で、行方不明事件騒動の話

          「道子さん(仮名)がいない!トイレに連れて行こうと、部屋にいったら、いないんです!」と。 私が、出勤すると、職員のAさんがあわただしく事務所に来て、介護主任に報告する。 働いている介護施設で、認知症の道子さん行方不明騒動が起きた。 「利用者さん、いなくなったんですか?」と、出勤したばかりの私は、いまいち脳みそがうまく働かず、事務所に入ってきた、別の職員Bさんに、冷静なトーンで聞いた。 「そうみたいで、いま大変な状況です」と、Bさんも、冷静なトーンで返す。 その時の職員は

          介護施設で、行方不明事件騒動の話

          怒りながらコミュニケーションをするおばあちゃんの話

          「あんたんとこの、ヘルパーは、言ったこともろくにできていない!」ときつい口調で怒る86歳のおばあちゃんがいた。 実際、介護を受けるのは、このおばあちゃんではなく、旦那さんだ。 旦那さんの、トイレ誘導・パット交換・寝る前のオムツ交換と、排せつ関係の身体介護だ。 旦那さんの老々介護が、きつくなって、ホームヘルパーを使っている。 おばあちゃんは、腰がちょっと曲がっていて、小太りだ。 でも、たくさん怒っているせいか、顔はきつい感じで、眉間のしわは、八の字になっている。見た感じか

          怒りながらコミュニケーションをするおばあちゃんの話

          植物を愛するおばあちゃんと天空の城ラピュタ

          花や植物をこよなく愛するおばあちゃんの家に訪問した時の話だ。 画像の花が、花瓶に刺さっていた。 この花は、なんですか?(?_?)と聞くと、 おばあちゃんは、「踊子草(おどりこそう)と、言います」と嬉しそうに教えてくれた。 このおばあちゃんは、花が大好きで、事細かに花の名前を教えてくれる。 このおばあちゃんの花や植物を愛する気持ちは、すさまじく庭にある花を、話題にすると20分は語ってくれる。 この踊子草という花。 私は、初めて聞いた。だから、感想は「きれいな花ですね~(*

          植物を愛するおばあちゃんと天空の城ラピュタ

          チョコばあちゃんと豆腐メンタルの私~チョコが受け取れなくなった話~

          いつもチョコをくれるおばあちゃんがいるから、私は心の中でチョコばあちゃんと読んでいる。 けど、訪問介護の事業所からこんな通達が来た。 「利用者様から物をもらってはいけません!」と。 ついに来た((+_+)) どうやら、ばれてはいないけど、やっぱりこの日が来た。 なので、チョコばあちゃんに、このことをお伝えした。 「いままで、チョコありがとうね。でも、会社から物をもらったらいけないと言われて、あと、もらう事によって、迷惑が掛かったら申し訳ないから、もう受け取れないです。気

          チョコばあちゃんと豆腐メンタルの私~チョコが受け取れなくなった話~

          末期ガンのおばあちゃんが教えてくれた夫婦円満の秘訣

          訪問介護先の利用者さんで、「私、末期のガンなんです」というおばあちゃんがいる。でも、お年寄りのガンは、進行が遅いというのは、本当で、「末期のガン」と言われても元気そうだ。 でも、進行が遅いと言っても、大きなストレスがかかると、あっという間に進行する。 この末期ガンのおばあちゃんに大きなストレスがかからない出来事が起こらないといいなぁと思っていた。 けど、運命はそうもいかず、半年前に、末期ガンのおばあちゃんの旦那さんが亡くなった。 亡くなった直後は、さみしそうで、ガンが進

          末期ガンのおばあちゃんが教えてくれた夫婦円満の秘訣

          いつも癒しをくれたおばあちゃんとポータブルトイレ

          寝たきりで、笑顔のかわいらしいおばあちゃんがいた。 ショートカットで、丸顔でニコニコしていた。 そして、帰るときは、寝ながら、手を振って「また、来ておくれ~」 と言ってくれる。 いつもヘルパーを暖かく迎えてくれた。 ヘルパーさんたちの間では、「癒し処」と言われていた、おばあちゃんだった。 そんな、寝たきりのおばあちゃん。ミッションは、おむつ交換だ。 ふと、ベッドの横を見ると、ポータブルトイレがある。 最初は、寝たきりなのになぜ(・・?と思っていた。 ある時に、「便が出る

          いつも癒しをくれたおばあちゃんとポータブルトイレ

          ターミナルケアと家族さん

          訪問介護をして、ターミナルケアまたは、看取りケア(ガンや病気で、余命わずかな人のケア)に遭遇する。 ターミナルケアの人のミッションは、ほとんどがオムツ交換それに、体の清拭・更衣介助も言われる。 ターミナルケアの人の家に訪問すると、たいていはお父さん・お母さんの最期を看取ってあげたい!と願う家族さんがいて、家族・親族大集合している中で、おむつ交換や更衣介助をする。 ターミナルケアは、正直ドキドキする。 自分が、行った直後に急変があったら、対応できるかな?とか 何かあったら

          ターミナルケアと家族さん

          物盗られ妄想のおばあちゃんの対処法

          認知症の症状の一つに物盗られ妄想がある。 原因→アルツハイマー型認知症による、記憶障害と思考力の低下    不安感や喪失体験の連続による怒りと悲しみ 物盗られ妄想は、アルツハイマー型認知症の人だけでなく、うつ病・統合失調症の人にも見られる症状。 でも、どうして、そんな妄想が起こるのかは、詳しい原因は分からないけど、記憶障害と心が不安だから、妄想が起こるんだろうな~というのが、いま分かっていること。 治療は、薬で、精神安定剤を飲んで、気持ちを落ち着かせることしかない。 介

          物盗られ妄想のおばあちゃんの対処法

          身寄りのない重度の認知症のおばあちゃんの口癖の話

          認知症のおばあちゃんで、印象的なおばあちゃんがいた。 ショートカットで、顔がシュッとして、綺麗な顔つきのおばあちゃんだった。 このおばあちゃんは、特養に入って来た時には、過去何をしていたのかは不明で、身よりもない。孤独な一人暮らしだったとのことだった。 生い立ち不明のおばあちゃん。 そんなおばあちゃんの口癖が、 「かわいいね」 「かわいそうに」だった。 「かわいいね」と言う時は、子供に言うような口ぶり。 「かわいそうに」は、あわれみをこめて言っていた。 口に出すのは、

          身寄りのない重度の認知症のおばあちゃんの口癖の話

          特養は、感情という川がたくさんながれています。

          特養で働いていた時に、女性の利用者さんが、不穏(不機嫌な状態)になった。 「私は、帰るんや!」と言いながら、車いすで窓ガラスをゴンゴンとする。 「清子さん(仮名)そんなことしたら、窓ガラスが割れるから、やめて!」 と、私が言う。 止めようとすると、人間とは不思議なもので意地になって、抵抗する。 「私は帰るんや!」と叫び、止めようとする私の手をたたく。 そして、そのあとに、窓ガラスをゴンゴンと車いすで体当たり。 特養の窓ガラスは、結構分厚いから、壊れる心配はないけど、清子

          特養は、感情という川がたくさんながれています。

          チョコばあちゃんと豆腐メンタルな私の話。~謎の饅頭は実在するのか?編~

          私は、他人からきついことを言われると、気にしすぎて、何も出来なくなる。 現在放送中のドラマ【ミステリという勿れ】で、主人公の整くんが言うところの「ダンゴ虫になっちゃだめだ」状態になってしまう。 そして、日常生活でも友達といざこざがあると、寝込む。 仕事できついことを言われると、帰ったら寝込む。 豆腐メンタルのおかげで、人生の時間を無駄にしていることが多い。 そんな豆腐メンタルの私に、お菓子をくれるおばあちゃんがいる。 最近は、チョコをよく、くれるので、自分の中ではチョ

          チョコばあちゃんと豆腐メンタルな私の話。~謎の饅頭は実在するのか?編~