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黒猫の遊歩あるいは美学講義(単行本)



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あらすじ

でたらめな地図に隠された意味、しゃべる壁に隔てられた青年、川に振りかけられた香水、現れた住職と失踪した研究者、頭蓋骨を探す映画監督、楽器なしで奏でられる音楽。
日常のなかにふと顔をのぞかせる、幻想と現実が交差する瞬間。美学・芸術学を専門とする若き大学教授、通称「黒猫」は、美学理論の講義を通して、その謎を解き明かしてゆく。


感想

専門的知識の蘊蓄がかなり盛り込まれていたため、読むのに結構頭を使って疲れた。
そのため、なんとも言えない読後感…。
だが、ストーリーもキャラも良かったと思う。
黒猫のキャラは個人的にかなり好みだった。

学者と学者を志す者の会話とはあんなにハイレベルなものなのか。


読了日・評価・購入or借りた場所

読了日:2012/02/03
評 価:★★★
場 所:出身大学近くの図書館