yuji hakamata

音楽家、ラッパー、シンガーソングライター、ピアノ弾き、ポエマー。弟とラップユニット、愚…

yuji hakamata

音楽家、ラッパー、シンガーソングライター、ピアノ弾き、ポエマー。弟とラップユニット、愚息兄弟を組む。

最近の記事

2023/12/22

第三次世界大戦が始まった いや、ずっと起こっていたんだ 僕が働いて得たお金 周りめぐって弾薬になる あの娘の右足を撃ち 内部で破裂する 麻酔無しの切断手術 余りの痛みに泣き叫ぶ 叫び声 病院のコンクリートに響き渡り 医師の心を凍り付かせる 永遠に続くかのように思えた悪夢が終わった時 少女は息絶えていた お風呂上がり放蕩生活の中 この詩を書く偽善 AmazonのGoogleのマクドナルドの客 許せないと思う 感情の矛先に 僕自身がいて そいつは何処までも生きたがっている 罪の

    • 犬はかわいい

      世界がむげんであること 0であること 光がうつくしいということ 闇がここちよいということ 悪と善がまだらであるということ 宗教や音楽を超えて これらのことを"信仰"するとき わたしがこれから何年生きるかとか どれくらいお金が稼げるとか 女の子と会えるとか どうでもよくなって マクドナルドのポテトを食べながら考える 神がいないとすれば この宇宙の意味はなんだろう 僕にとってはいてもいなくても どっちでもいい気がして いないということは万物はカオスであり 人間が認知でき

      • 青葉市子と深夜アクアラインの灯

        どんなアーティストが好きか聴かれると困る 話題になるようなアーティストは好きな曲があっても、いちばん好きではないからだ 好きなアーティストがたくさんいて誰の名を挙げていいかわからないというのもある ふとYoutubeで目にした青葉市子さんの動画を見て、打ち砕かれた あまりによすぎたからからだ こんなにすごい音楽を同年代の人がやってるのに、自分は一体何をしてるんだと、悔しかった 感動なのか悔しさなのかよくわからない泣きをした 次の日(今日)もストリーミングで聴いた

        • 村上忠 展覧会 -女神のかける虹- Live

          (Facebook より転載) 生ピアノ(100歳!)を弾いたり、スピーカーを持っていって使ったり ライブペインティングも 初めての事がたくさんのライブでしたが あたたかいみなさまに助けられ 素敵な時間になりました カオスに向かいがちな僕をチュウさんが先導してくれるので 安心して演ることができました 赤ちゃんの声も響く 子宮 地球の上で遊ばせて頂きました デジカメの充電が切れてしまい、肝心の盛り上がっていたところが撮れていませんがYouTubeに動画を上げましたのでよ

          死に焦がれる夢

          自分は死を待ち焦がれてる気がする。というと病んでる、メンヘラということになるのが現代だと思うけれど、死が暗い忌むべきものでなかった時代や国ではそういう人も珍しくないのではと思う。 黒澤明の「夢」の最後のシーンで笠を被り着物をきた女性の葬列が花を散らしながらお祭りのように明るく踊ってるのはとてもよかった。 その映画を見た数ヶ月後、葬儀派遣の仕事で、ある葬儀で亡くなった方が阿波踊りの会の会長で、多くの人がとてもうつくしい阿波踊りをして見送るのを見た。かなしみと愛に溢れた静かで

          死に焦がれる夢

          資本主義と煙草の神に捧ぐラプソディー

          ※この文章はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。 資本主義の神に捧ぐ 朝、起きて昨日吸ったタバコのシケモクを吸う。やはり喉が痛む。ライブも近いし、レコーディングを終わらせたい曲がある。喉を気にし続けながら生活し音楽活動をしていくストレスを考えたら、やはり禁煙するしかない。タバコを吸う前の、喉のことなど何も気にしなくてよかった時に戻りたい。一度禁煙に失敗してしまったとはいえ、それは別れた人と未練が断ち切れずついもう一度やってしまった、というようなもの。

          資本主義と煙草の神に捧ぐラプソディー

          ホモ・サピエンス族に産まれた

          朝、いつものように軽いジョギングをして、両側に竹の生える道を歩いていました チュンチュンと鳥が可愛い声で森の中で踊っています いつもだったらそのまま帰るのですが、わたしはたまらず小山の脇を登りお墓を抜け、山に入ろうとしました 鳥が鳴いていた竹藪は、入っていくのが難しそうなので、手前のまばらに木の生える 町の眺望できる開けたところで しばし佇みました すぐ下で踏切の音が鳴ります 私は大きい音が苦手なので耳栓をつけました 木々はしずかな世界で人間より遥かに長い時間軸の間 地球

          ホモ・サピエンス族に産まれた

          資本主義の奴隷

          昨日DAISOで 小さな目覚まし時計を買った 今日は 冬の風の吹き荒れる 港の倉庫で フィリピンや中国からやってきて 山のように積まれた お菓子の入った箱 台車の上のダンボールに詰め ベルトコンベアに載せている それらはトラックに積まれ 日本の果てのDAISOにまで 運ばれてゆくだろう 作業は半永久的に続く まわる ハムスターのようにぐるぐる周っている 一体なんのためにこんなことをしているのか せわしくうごく僕たちは 資本主義の神に仕える 奴隷・あるいは神官のようで

          資本主義の奴隷

          朝のざつわく -Scattered Thoughts-

          アートとは本来 現実と自分の間に 橋を掛けるためのもので お金にはならないのです お金になる部分があるとすれば 技術 なので日々 せっせと知識を蓄え 技術を磨くしかありません 恋愛とは 現代において最も支持される エンターテイメントの皮を被った 宗教です 地球もかつては 地獄の様相 いきものであふれるようにしたのは 誰のしわざ その不思議を表すのに 音楽という媒体が いちばん適しています Scattered Thoughts In The Morning Ar

          朝のざつわく -Scattered Thoughts-

          大根が教えてくれた -The Raddish Taughts Me-

          ある時期から自分の可能性や欲、感情を抑えるようにして生きてきた 人間として生きてることは恥ずかしく、罪悪感に満ちていた 大根を植えた 彼らは周りのことなど気にせず、出来るだけ陽の光を浴びようと葉を目一杯伸ばす 俺も大根のように生きてみたいと思った From a certain point in my life, I have lived as like trying to supress my possibilities, lusts and feelings L

          大根が教えてくれた -The Raddish Taughts Me-

          自蔵

          ひとりになるのはこわいけど もっとよくなるために いまはここにいて いぬみたいに いきてる つらいことが ゴミ集積場に貯まって おじさんがいる 誰にも必要とされない 目を背けられる おじさんが こっちを見て 笑う 夕陽が斜めに刺して 鉄のにおいがする 「底辺だよ。ああはなりたくないね」 と隣に座る男が言う もう一度 触れたら血が出そうな程に 孤独を研ぎ澄まして いけば 飛行機に乗って 砂漠で王子様に会った アントワーヌ・ド・サン=

          泡沫

          とにかくひどく疲れている ペンを持つ手が震えてる おいらもここで終わりなのか ノートに音楽が残ってる ひどいひどい人生だった とても素敵な国に生まれて 何一つ残せない哀れなビッチ 空にメロディーが響いてる きらきら光る東京の街で 手ぶらで歩いて君と出会った 何一つずしてやれずフラれて終わった 恋がまだ燃えている コンビニ夜勤の駐車場 朝日に光る水の青さよ こんなにも何もない人生が きれいに写るのは何故だろう

          蛍 肌 重ね合わせ 瞬き 一つになれず落ちる ジブリみたいな部屋で がたぎしいってる 東京に雨が降り 乾いた地面が濡れる 待機時間が暇で寝る 前職と比べたらしあわせ 肌 重ね合わせ 瞬き 一つになれず落ちる ジブリが流れる部屋で おじさんに触れる ととろは真っ赤な殺し屋で 清太はもう死んでいたんだって 東京に春がさし 乾いた地面が揺れる 肌 重ね合わせ まばたき 一つになれず落ちる 痩せすぎたからご飯食べる かわいい靴下履いている

          わたしだけの神さま

          ひとは皆導かれると 信じるには あまりに多すぎる 無慈悲な暴力 それでも一人 電車に乗ると わたしだけの神さまが そこにいる 教室の中 さまざまな色 たまたまの奇跡 わたしは手を合わせ 感謝します あなたに会えたこと 手をつなぎ 笑いあったこと また来世でも会おうね

          わたしだけの神さま

          half-dead

          僕はもう半分死んでいて 歌うことが生きることに したいこと あっても面倒くさくて 布団にくるまって寝ていたい あなたに会って僕は変わった 心は燃えて月になった あなたと別れて僕は変わった 身体は透明な星になった 生きたくても生きれなかった人 屋根の上から飛び降りた娘 苦しくて苦しくて仕方がない人 檻の中から出られないもの そのすべてが 銀河みたいな青い光の中で 点滅するのなら 成功などという言葉に どれほどの意味があるのか 真珠が連なるみたいにして 毎日が過ぎてゆく

          いきたいとしにたい

          もうすぐ曲が出来る。 7月に弾き語りで出来た曲で、 8月に実家に戻ってきてから録音を始めた。 今まで培ってきた技術をほとんど全部使って作ってる。 自分でもびっくりするくらいパワーアップしている。 今はほとんどこの曲のことだけを考えている。 曲を作ることは恋愛のようだ。 呆れるほど夢中になって、終わりがくる。 曲を作ってる時は本当に楽しいが、なぜかその後 希死念慮みたいなものがくることがある。 今日がそれだ。 おそらく曲を作ることで脳が活性化したり疲労がた

          いきたいとしにたい