甲子園でやらせてあげれば良いじゃんって思った話
今年の夏の甲子園で、試験的に、試合時間を午前と午後の2部制にするということが発表されました。
僕はこういうのって、とっても良いことだと思います。
だって、なんとかしようとしてるわけだから。
でもこういうことをやろうとすると、必ず、批判する声が上がるんですよね。
▼ 甲子園じゃなきゃダメなのか問題
暑さ対策が議論される時、だいたい、大きくふたつの主張がされているように思います。
ひとつは、
甲子園じゃなくてドーム球場でやれば良い
という主張。
もうひとつは、
真夏にやらないで涼しい秋口にやったら良い
という主張。
ふたつ目の、秋口にやれば良い、という主張に対しては、僕は、
何言ってんの?
って感じですね。
高校野球って、当たり前だけど高校生がやってるわけだから、秋なんて、2学期の真っ最中でしょ。
そんな勉強をしっかりやらなきゃいけない時期に、全国大会やるなんて、学生が本来やるべきことから考えると、まさに、本末転倒ってもんです。
だから秋開催は、ありえません。僕的には。
で、ひとつ目の
甲子園じゃなきゃダメなのか?問題
ですが、これは、僕的には
ダメなんです
ということだと思います。
なぜか?って、
甲子園
だからです。
ここはもう、理屈ではありませんし、もう、そういうことなんです、としか説明できません。
かつて息子が高校球児だった頃に、涼しいドームでやれば良くね?と、尋ねたことがあったのですが、彼は即答で
ありえんやろ
と返してきました。
そういうもんなんだと思います。
高校球児のみんながみんな、そうではないのかもしれませんけど、少なくとも、当時、僕の周囲にいた高校球児は、
甲子園
を目指していました。真剣に目指していました。
だから彼らにとっては、甲子園じゃなきゃダメなんです。
▼ 誰が声を上げるか
僕は、ドームでやったら良い、という主張を全否定してるわけではありません。
理屈で考えると、その方が良いです。
ただ、僕は、
誰が声を上げるか?
だと思っているのです。
まさに実際に、現役で高校野球をやっている選手の間から
会場変えて欲しいなぁ
という声が上がるのなら、それは変えた方が良いし、そういう時こそ、大人が素早く行動して、球児の要望に応えていくべきなのだと思います。
だから今のところ、高校球児の多くが
甲子園
であるならば、大人は
どうやったら安全に甲子園で大会を継続できるか?
を徹底的に考え、模索していくことが、役目なのだと思います。
彼らは高校生だとは言え、年齢的にはもう成人してる選手もいるわけです。
おそらくドーム球場に、プロ野球観戦なんかにも行ったことがあるでしょう。
ドーム球場がどんなに快適かを、おそらく理解しているはずです。
でも、それでも、彼らは
甲子園
で野球をやりたいのです。
だったら、そうさせてあげたらいい。
今回の試験的な2部制導入って、僕は、ものすごく良いことだと思います。
観客が減るのでは?とか言う人もいますけど、そう言う人こそ、誰のために議論してんの?って話です。
高校生が、より良い環境で野球がやれるように、大人が知恵を絞る。
良いことだと思います。
以上でーす。
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