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<ラグビー>ネーションズカップ第2週結果と感想

イングランド18(2T1C2P)-アイルランド7(1T1C)

アイルランドは、SHコナー・マリーとSOジョナサン・セクストンのいわば飛車角落ちの状態で、さらに代わりのSHジャミソン・ギブソンパークとSOロス・バインに期待することはできないため、半ば捨て試合の様相。

そうした中で、このスコアはアイルランドとしてはむしろ合格点ではないか。一方のイングランドは、もっと得点を取りたかったと思う。それでも優勝候補一番手だが。

ウェールズ18(2T1C2P)-ジョージア0

NZ人のウェールズ監督ウェイン・ピヴァクは、連敗を6で止められたとはいえ、格下のジョージア相手にこのスコアではとても安泰とは思えない。今のウェールズは、史上最弱状態ではないか。

スコットランド15(5P)-フランス22(1T1C4P1D)

日本には、テストマッチはPGを取り合うものという、おかしな見識の老人がいるようだが、その老人が絶賛してやまないフランスは、PGではなくトライを取ることで勝利したという、なんとも皮肉な結果となった。

フランスは、大黒柱のSOロメイン・ヌタマックが欠場し、代わりにマシュウ・ジャリベルトが出て戦力半減と予想したが、その通りになった模様。ただし、スコットランドも、SOにフィン・ラッセルではなくダンカン・ウェアーを起用するベストではないチームだったから、このスコアでも仕方ない。スコットランドがベストな状態なら、フランスに勝っていたと思う。

COVID19に祟られているフィジーは、フランス、イタリアに続いてスコットランド戦も0-28の不戦敗になった。不戦勝になったチームは儲けものだが、これでは、世界トップチームによる大会としてのネーションズカップは、もう形骸化するばかりで、結局シックスネーションズの亜流という、なんとも面白味のない大会に堕してしまったようだ。
そんな中で、ティア1国と対戦できたジョージアが、一番得をしたように思う。日本が出ていたら、もっと大会を面白くできたと思うのだが、出場辞退とはつくづくもったいなかったと思う次第。

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