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私的ライナーノーツ(Slippery When Wet / BON JOVI)

ねこつきというユニットでギターを弾いているゆうじろうといいます。

BON JOVIとか、MONTROSEとか、VAN HALENとか、DOKKENとか、海外のバンドは苗字そのままバンド名でもなんかかっこいいのがずるいと思うのは私だけではないはず。
山田、鈴木、川上、とかでバンド名になるってことですよ。「山田のニューアルバム、山田IIIナウオンセール」みたいな。「西、東名阪ツアー」とか。西さんているもんね。
そういえば都市名のBOSTONとかCHICAGOとかもありましたね。日本だと都市名そのままはあんまり聞かないかな。長野、川越、倉敷、とかね。ないよね。東京事変とかはあるけど。

今久しぶりに、BONJOVIの「Slippery When Wet」を聴いています。Wanted dead or aliveのギターソロが流れています。かっこいい。リッチーそういえば復帰するかもなんでしたっけ?

このアルバムを初めて聴いたのは(当然ですが)大分昔です。確か、BONJOVIというものをあまり知らない状態で中古で買ってきて聴いた気がします。私が買ったのは今流通してるジャケットじゃなくて、なんかちょっとセクシーなやつでした。決してそのジャケットが欲しくて買ったわけではありません。念の為。

中古CDショップって、洋楽と邦楽の棚が分かれていて。なんとなく洋楽の棚見てる自分かっこいい、みたいな謎の気持ちに包まれながら何を買うか探してる時に、このアルバムを見つけたんですが、確か安かったんですよね。多分、500円か800円くらいだったはずです。
邦楽の、自分でも知ってるアーティストのCDは、安くても1500円くらいしたので、「洋楽安いじゃん、こっちの方がお得だ」みたいに思ってた気がします。そういえば輸入盤のCDって新品でも2000円くらいのがありましたが、あれは今でもそうなんでしょうか?邦楽のアルバム3000円って実は高いんですかね?

話を戻して、Slippery When Wetですが、二曲目と三曲目が有名で「you give love a bad name」と「livin’on a prayer」ですね。ちなみに「livin’on a prayer」はなかやまきんに君が使ってる「it’s my life」とつながりのある曲です。it’s my lifeにトミーとジーナが出てくるのはもともとこの曲にでてきたトミーとジーナですね。
この二曲聴いた時に、「あれ、この曲知ってる」となったんですが、多分テレビとかいろんなとこで使われてたんでしょうね。CMには使われてなかった気がするけど。そんなこともあり、かっこいいし耳馴染みあるしでBONJOVIにハマるきっかけになったアルバムでした。

BONJOVIはそのあともしばらくハマって聴き続けてまして、it’s my lifeも入ってるCRUSHのあとのアルバム、BOUNCEの時に来日公演があってチケットが取れたので東京ドームまで見に行ったことがあります。
ただ、東京ドーム、ステージから大分遠い席だったので、メンバーは豆粒くらいにしか見えなかったのを覚えてます。それでも楽しかったですけどねー。

BONJOVIのSlippery When Wetといえば、ギタリスト的にはやはりlivin’on a prayerの「ウワウワ ウ、ウ、ウ、ウア」という印象的なリフとその音色が浮かびますね。確か、アンプから出た音をチューブで口まで運んで、ギタリストの口の中で反響させた音をギタリストの口元のマイクで拾う、みたいな「?」ってなる仕組みで出してるとかだった気がします。

ギタリストとしては、自分なりの音色を作り出すというのはみんなこだわりたいと思うポイントなのかなーとか思いますが、世の中のギタリストの音作り事情は今どんな感じなのでしょうか。テクノロジーが進化したんで、最近はマルチエフェクターの進化も著しくて、十分プロユースに耐えられるマルチエフェクターもあるとか聞きます。

音色作り、難しいですよね。私は結構なポンコツギタリストなので、エフェクターを駆使した音作りは苦手でして…結構アンプ直+ソロ用のブースターだけ、みたいなことが多いです。というか、音作りというよりも、演奏中にフットスイッチを踏むのがめちゃくちゃ苦手です。ズレるんです。あと、踏み逃します。踏んだつもりが踏めてない。という感じで、エフェクターをあんまり使うと、演奏がグダグダになるため、あまり使わなくても済むようにする、という感じのギタリスト人生を歩んできてしまいました。

というかまたお金の話か、ってなるんですが高いんですよエフェクター。一個安くても5,000円、高いのは10,000円とか平気でするので、そんなにたくさんポイポイ買えなかったんですよね。だからあまりエフェクターを使わない、使わないから使った演奏に慣れない、慣れないからミスが多発する、という愚かな連鎖でたどりついたのがたまたまアンプ直、というだけですね。ケーブルはなるべく少なくした方が音の劣化が少ないとか、そういうかっこいい理由ではありません、残念ながら…

でも足元になんかいろいろかっこいい箱が置いてあってカッコよく光ってて、独特な音色を出してるギタリストって憧れます。もう、かっこいいくらいしか言葉がでてきません。何故ならエフェクターをあまり使わないので表現できる言葉が育っていないのです。いつか、とってもお金持ちになったらエフェクターをたらふく買ってお腹いっぱいになるんだ。そしたらきっとライブでも不思議な音をたくさん出せるようになることでしょう。

今はそんなにいろんな音は出せないのですが、それはそれとして音楽としては良いものを作っているつもりでおりますので、ねこつきの音楽をよろしくお願いいたします。

2024年はライブもたくさんやる予定です!

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