中山祐次郎

医者兼もの書き。 1980年生、高校卒業後2浪を経て、鹿児島→東京→福島→京都→福島県で医者。 資格は外科の専門医、無線アマチュア3級、大型特殊免許、Tポイントカード会員。ダイエット中。ねこ好きのねこアレルギー。好きな映画は銀魂。ヤフーニュースとか日経ビジネスとかで連載してます。

なぜ私ががんになったのか、へのお答え

皆さんこんにちは。
わたくし中山祐次郎38歳、この6月に新しい本を出版します。「がん外科医の本音」という、がんについての本です。昨年8月に出した「医者の本音」はありがたいことにベストセラーとなり、発行部数は12万部を超えました。

「医者の本音」では医者全般について広くお話をしたのですが、本当はもっとがんについて書きたかった。なぜなら、必要としている人がじつに多いからです。そして、私はがんの専門家

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ねずみよ、さようなら

京都に来て一年が経った。

「一生に一年くらい京都に住んでみたいものだ」常々そう言っていたぼくは、なんと本当に京都に一年住んだのだった。

ぼくの通う京都大学大学院には、MCRコースという一年間で終わる特別なコースがある。Master of Clinical Researchの略だそうだが、Masterといっても修士が得られるわけではない。元臨床医だけが集まり、それぞれの現場で悩んだことを研究にし

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書くことは、素直になること

エッセイを書かなくなってしばらくになる。

毎週エッセイを書いていた頃は、それはもうネタ探しに苦しみ、なんとか絞り出して書いていた。連載が終わってからは正直、ホッとした。もう追われなくていい。これからは好きなことを好きな間隔で書いていい。

そうなったらなったで、全く書かなくなってしまった。そんなものだ。でも、あの頃僕は、ピアニストが鍵盤に手を置いたら旋律を奏で、外科医が糸を持ったら結紮してしまう

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出版、そして売れ行きは… 〜出版までの道〜中山祐次郎

(前回までのあらすじ)

ココイチではビーフカレー納豆チーズ一辛ときめているぼく。SBクリエイティブという出版社で本を出すことになり、makuakeで出版クラウドファンディングをやった。そしてついに出版を迎えるーーー

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まず、前回からいままでとってもあいだが空いてしまったことをお詫びする。決して忘れていたわけではない。この2ヶ月、常に誰かを原稿などで待たせ続けている状態が続き、それを出さ

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「クラファン、そして公開泣き言」〜出版までの道〜中山祐次郎

(前回までのあらすじ)

2次会がバーだったときには、ラフロイグというお酒をロックで飲むことにしているぼく。SBクリエイティブという出版社で本を出すことになり、一緒にmakuakeでクラウドファンディングをやることを思いついた。web会議、編集者Sかぐちさんとのサシ飲みを経て、ついにクラファンが始まるーーー

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まず読者の皆さんに、前回から3ヶ月も更新が滞ってしまったことをお詫びする。ちょ

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「マクアケでのクラファン決定、そしてSかぐちさんとのサシ飲み」〜出版までの道〜中山祐次郎

(前回までのあらすじ)
くるしいときは弱音をはき、うれしいときはうれしそうにしていたぼく。ソフトバンククリエイティブという発音しづらい会社からの出版依頼を受けたぼくは、ただ本を書くだけでは意味がないと思い、一度は妻にダメだしをされたクラウドファンディングを思いついた。

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マクアケとのスカイプ

プルルルル プルルルル

ある日の夜、ぼくはスカイプである人とつながった。その人は森恵さんとい

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