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会社に尊敬できる人がいることの重要性〜業務改善大好きワーママ編〜

前回、会社に2人、それも同性で尊敬できる人がいる旨記事にしました。
1人は同僚のバリキャリ女子。
もう1人は…?


同事業部の他営業所で、私と同じ営業アシスタントをしている一般職の女性です。私より2歳年下で、年長、小1の年子のお子さんを持つワーキングマザーです。

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どういう所が尊敬できるのか?

ズバリ。

一般職という職種の枠組みを超えた仕事をしている点です。

彼女もまた、今の会社に入って初めて出会うタイプの人でした。

私の会社の一般事務職は・・・

一般職、総合職、と言っても、会社によってその性質は異なるかと思います。
例えば、一般職に

・総合職とほぼ同等の責任、裁量権の業務を任せている会社
・大きな責任を伴わず、いわゆるルーチン業務をメインに任せている会社

私の会社は、後者です。
ルーチンである事務処理業務、総合職のサポートがメインとなります。

しかし、彼女が凄いのは・・

会社の上層部を巻き込んで全社的な業務改善を実現させているんです。

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数百万のコスト削減を実現させ、社内報に載る

彼女は、FFS(思考行動の特性を客観的に分析するツール)で言うところの「D:拡散性」が高いタイプ(勝手に予想・笑)
 ※FFSについてはこちらをご参照ください!

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今ある問題を自ら見つけ出し、あるべき姿の実現のために、周りを巻き込み、ついには会社全体を動かしてしまう。

前述の通り、私の会社の一般事務職は「すでに決められたルールに則り確実に事務業務を遂行する」ことが任務です。

彼女も一般事務職なのですが。
・・・なんか違うのです。

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〜具体事例を記します〜

事業部共通のとある事務処理フォーマットが存在していました。多少煩わしい内容でしたが、私は入社した当初から使用していて特に疑問を抱きませんでした。めんどくさいけど、こいうもんなんだろな〜と。

しかし彼女は。

なぜこの様式でないと目的を達成できないのか?
より簡素で事務工数の少ない別の様式に変え、運用することはできないのか?

と疑問を抱き、総合職、その上の上長、部長、役員…自ら話をする機会を設けるために行動し、そして説得。ついにはそれまで長年続いていた運用方法を変えてしまったのです。

当業務改善はコスト削減額が年間数百万(紙代、人件費など)に上るため、全社事務品質改善事例に取り上げられ、社長の前でプレゼンをしたり、全社員に配布される社内報に掲載されました。

憧れの彼女に近づく

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こんな一般事務職、いるんだなあ。どんな人なんだろ?

気になった人は、思考や背景をとことん知りたくなるタイプの私・・・

とある会議で、初めて会えたことをきっかけに、日々の困りごとの改善策相談や、各営業所の現状把握のために連絡を取るようになりました。

すると彼女、最初は派遣社員だったそうで。
聞けば、ダンスでプロを目指していたため、あえて派遣を選んでいたそう。しかし、その道を志すことを辞めたので、正社員になり今に至ると。

そして、意外だった発言。

今の仕事、いつでも辞めたいと思ってますよ笑

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あれ、この言葉どこかで聞いたことあるな笑。
(前回の記事に登場、同僚バリキャリ女子も同じようなこと言ってた笑)

聞けば・・

毎日同じルーチンを言われた通りにこなすことに、楽しみを見出せない性格。飽き性。既出の業務改善のような、大勢の人を巻き込んで自ら発信し、行動することをメインにした仕事がいい。ただ、子供2人いるのでなかなか一歩(転職)を踏み出せないでいる。

とのこと。
で、新たな発見がもう一つ。

今、国家資格キャリアコンサルタントの資格取りに行ってるんですよ

と。

えええー!!私!持ってます!
7年前に当時のキャリアカウンセラー取得しました!!と、盛り上がり。

彼女は、カウンセラーには向いていないが、自分のキャリアに悩み、また自社のキャリア形成の在り方にも疑問を抱き、自己啓発のために取得しようと思ったとか。

資質は違えど、キャリコン取得の経緯は私と似てるな〜なんて思ったり。

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今は全社ルールを変えようとしている

そんな彼女。今年の1月に社内でまた新たなプロジェクトを立ち上げました。
(時短勤務2児の母。すげーバイタリティだよなあ・・)

その名も”ペーパーレス化プロジェクト”

これは、既出の事業部内にとどまった業務改善ではなく、全社ルールをも変えてしまう規模のもので、今まで「当たり前」とされていた様々な紙書類の運用について、必要性を疑い、徹底的に廃止して無駄を省こう、というもの。

紙書類の保管規定は、全社の甲乙規定の下位に位置する全社BR(ビジネスルール)に定められています。

え、これって変えられるの?笑

「廃止によるメリットと問題のなさ」にまつわる根拠がどれほど要るでしょうか?
本当にバイタリティがすごい。

それこそ、年間のコスト削減額と言ったら、計り知れないでしょう。

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会社に必要とされる人材になる

彼女が、今の会社を辞めて新たな仕事にチャレンジしたいと思っていることを、会社が知っているかは分かりませんが、彼女を手放すことはかなりの痛手だと思います。

こんなに責任感を持って、主体的に動く一般事務職の女性、見たことない。

彼女を見ていて、わたしも、会社に必要とされる人材でなければならない旨、改めて感じさせられます。

そして。

当・業務改善大好きワーママ/バリキャリ女子の2記事を書いていて、改めて会社に尊敬できる人がいるって恵まれているなあ・・と感じたのでした。

みなさんの会社には、尊敬できる人、いますか?

ここまでお読みくださり、ありがとうございました!

また更新します。

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